『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2004年12月06日(月) 忘れている

いろいろかなしいことがぱたぱたと巻き起こる
自分のことは何やら耐えたり泣いたりすればいいけど
人のことはどうしようもない

ことばを発さないのは
忘れているからじゃなく
無視をしているわけでもなく
ともだち、が残していくいくつもの波は確実にぼくに刺さって
そこから思いはあちこちに飛ぶのだ
思い続けても言葉を発さなかったら
ないことになる、のは
もうよくよく知り尽くしていることだけれど

投げやりでも無責任でもないことばをさがしてふらふらするうちに
時間ばかりがすぎてしまうこと


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あかるいうちに外に出かけてみる
気持ちのよいものに身をつつんで外に行くこと
うすい夕暮れで
柿の木はもう葉を落としてしまった
大好きなあかいあかい蔦の葉ももうほとんど
いちばん上の幾本かを残して枝だけになった
12月
たしかに冬、あたたかくても冬、
マフラーの肌触りが(たとえいらなくても)恋しかったりすること

あ、帰ってきた
そう思った

季節がくるとまたここに帰ってきたと思う
忘れていた感覚を肌がとりもどしたと思う

おくすりのなしでこうして外に出て
意識がとんでしまうまえに自分の足できちんと
帰ってくることをちゃんとしたいと思う

2時間半、までならだいじょうぶ。


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真火 [MAIL]

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