『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2004年06月10日(木) 曇日


   あしもとにおちた

   ひとつぶの残滓があなたのすべて

   なんでもないよ

   ただ ながめすくむだけのこと


   恋だとか愛だとか

   どうでもいいね

   ほうりなげた石がけちらした飛沫

   だれかへと向かってまっすぐに届く


   すりきれた音は

   いつかきこえなくなるだろう

   きりきりとひきしぼり

   舞っていたもののさいごのさいご


   近づけば近づくほど

   曖昧に

   くりかえせばくりかえすほど

   遠くなる


   つきかねていたうそを胸をはってさけんだ

   捨てられないものをだまって壊した

   ふっくらとした手のひらの先で

   あらゆる業をこなしそれでも

   まっすぐに笑うしずかに渇いた

   土くれのことだけ握りしめながら


   ひきずった足音で

   まどかなひとみで

   くもり日のゆうがたをまちうける

   すべてここにいたるまでのこと

   すべてここにつらなるものごと


   たとえばそれもソナタ




   2004.6.10  Maho


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真火 [MAIL]

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