『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2002年11月04日(月) カフェオレ・ボゥル

おまつりがおわりました
やっぱりわたしは最後までからだもこころも追いつかなくて
とても周りに迷惑をかけてしまったけど
それとは天秤にかけるのが申し訳ないような
楽しい時間をたくさんもらいました

自信喪失と、不安と、居たたまれない気持ちをかかえて
それでもね
わたし、わらえました。

けれど一方ではやはり
なにかにとても、苛まれていて
今すぐ消えていきたいと真夜中ぶつぶつと呟いて
混乱してくしゃくしゃになって落ちていました。
向こうの世界に、転げ落ちていくなら、今かもしれない。

お薬を変えてもらって以来、
イベント態勢も手伝って、いくらかポジティブな昼間のところどころに
不意打ちにどばっと姿をあらわしてわたしを包み込む恐怖と不安?
スタンバイして左肩のうしろからわたしを狙っています。
以前よりもひどく虎視眈々と
いつでも、狙われているような気がしてならず。
朝と昼と夕方と夜、
それに分断されている毎日は、とても、とても、長い一日で
一年前も昨日もいっそみんなおなじことのようで

安心して眠れる場所が、ほしいという、
たった、
それだけのこと。

ひたすら騒いでいたみんなに囲まれていたおまつりのあとは
とても物悲しい。
ひとり取り残されてしまったような気分で
とても、哀しい。

不安にあしもとがぐらついて意識の壁をやぶって顔を出す。ムイシキな本心。

そうやってながれていく涙の意味は
今は、あまり考えないようにしています
桜が散った頃わたしはなにをしているんだろう・・・
そんなこととか。

桜が、散った頃。

そうだ、サトくん、
あなたがいなくなってから一年目の日が
めぐってきてしまうんだ
ね。

コスモスが花屋さんに並んでいるのを見ては、あなたのことを思い出します。
ひまわりも、たんぽぽも、
やさしい風情の草木や花をみるたびに
あなたのことをうっすらと思い出して
また、薄皮いちまいぶんくらいの、かなしいという気持ちが
わたしのなかに降り積もって、地層をつくっていく。

元気ですか

元気にしていますか

わたしには、わかりません

食欲はあるようで、ないようで
30キロ台に突入しそうなのはぎりぎりまぬかれて
ただ、多すぎて重すぎて自分が醜いとパニックみたいになるあのきもちに
苛まれるほどには増えてしまわないように気をつけながら

ぺたんこのおなかを求めている自分が居て
けれど、肋骨が見える体はよくないものだと頭が訴える。

食料品街をとぼとぼとあるいて
食べられそうなものを見つけることをこころみました。
いきついた場所に、カップスープ。
カフェオレ・ボウルにたっぷり注いで
ゆっくりのみほして、じんわりとあたたまりたい。
こころのそこから
急激にひえていく、このつめたい指の先まで。


そう思いながら焙じ茶を飲む、深夜。
外の世界はとても目まぐるしいので
1日がまるで1週間のようでした。
容赦なく、じかんはながれさっていくみたい。


自分への課題

お薬を飲むのを忘れないこと
ごはんを食べること
自分は生きている方がいいんだと信じ込むこと

それが、たとえ、嘘でもいいから!



まなほ


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