彼と久しぶりにメッセをした。

以前から約束しては、私のタイミングが合わず、話せずじまいだった。
彼とのメッセは、いつもの二人の雰囲気で
時間がすぐ経ってしまった。

彼との別れは、私が切り出したもの。
それも願掛けで。
彼との別れに匹敵するくらいの願掛けとは…
それは、ある人の『命』との引き替え。
「神様、助けてください」ってお願いして
自分の大切なものを捧げようって思った。
「彼と別れますから…」って口に出して言えるまでには
時間がかかったけど、命には代えられなくて。

彼にそう切り出すのがなかなか出来なくて。
メッセでやっと言ったとき、彼は
「そっか…」
って言ったきり、沈黙で
「ののちゃんの望みは、自分の望みだから…。わかったよ。」
って。
でも二人でちゃんと1度会って、お別れをしてからって決めた。
急に会えなくなって、そのままになるのはお互い嫌だったから。

でも、そう決めながら
『最後』になる日を決められなくて
ズルズルと会わないまま今日まで来てる。
ずるいって分かってるけど
6年の月日は長くて…。

今日のメッセで最後の日を決めた。
会いたいけど会いたくない。
何度メッセの最中に泣いただろうか。

5ヶ月経って、本当にお別れが決まってしまった。