今日は、彼がお酒を飲む日。 電話のチャンスがあると言っていた。 もちろん公衆電話。
携帯を何気なく「マナーモード」にして パンツのポケットの忍ばせておく私。 早く、鳴らないかなあ・・・って思っていたら 夫がいつもより早く帰宅した。
ガ〜ン・・・(T_T)
PM10:00。 携帯どうしよう。 こんな時間以降に電話がかかってきたら、絶対 「誰から?」 って聞かれる。
でも、これを逃したら、またいつ掛かってくるか分からない。 電話に出たい。 声が聞きたい。 でも、掛かってきたって、ゆっくり話せない。
私は、なかなか決断できなかった。
そして結局、私は、携帯の電源を切って書斎の充電器の上に置いた。 彼からかかってきた電話を留守電に入れておきたかったから。
夫とテレビを見ながら、晩酌の相手をする。 心の中で、「今、掛かってきてるかも知れない・・・」 って、何度も思う。 そのたびに胸が苦しくなって、確かめたい衝動に駆られる。
そして、就寝前、一足先に寝室に入って 留守番電話サービスに問い合わせる。 彼からの伝言が一件入っていた。
ちょっと酔ってる彼からだった。 「ののちゃ〜ん。○○です。元気でしょうか? ちゅ、ちゅ、ちゅ〜〜〜っ。(受話器に向かってしてる音(恥)) また電話するね。 ちゅ、ちゅ、ちゅ〜〜っ。(恥) それでは、おやすみ・・・。 どうして、でれないの?」
飲み屋街のうるさい雑音と一緒に入ってた伝言。 「馬鹿だなあ〜」 って思いながらも、彼らしくて思わず吹き出しそうになる私。 日頃は、まじめで私より年上のおじさんなくせに 飲んだら、ちょっと甘えてくるところ、全然変わんない。 声を聞くと、やっぱり好きだな〜って思ってしまう。
私は、早速その声を保存してしまいました。
夫にばれないように、履歴はぜ〜〜んぶ消しました。 (消すところが反対に怪しいんだけどね) 夫は、今、私の携帯を見る余裕がありません。 だって、夫が帰ってきたら、ずっと、側に私がついてるんですもの。
彼にも、私がいつも彼だけを想える立場ではない事を 自覚してもらえて良かったかもしれない。 ・・・なんて、強気の私がいる。 きっと、デートの約束があるから、心が安定してるんですよね。
こんな切ない気持ちって、味わった事ないですか?
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