みちる草紙

2005年07月19日(火) 本当は怖いダイエット

今、一番関心のあることは何ですかと訊かれたら。
数ある選択肢の中で、無論、切実なまでに「ダイエット」。
これに尽きる。

箪笥を整理していたら、10年前に買ったハイレグ水着が出てきた。
オレンジ色の地にアロハな模様が金色で描かれている。サイズは5号。
あの頃はよくもまあこんな派手な、というより、小さなのが入ったものだ。
試しに着てみようとしたが、どんなに引き上げても、モモから上は無理だった。
ほとほと悲しくなった(T_T)

たまたま放映中だったビートたけしの番組は、今回はダイエットがテーマで
そのままテレビにかじりつくようにして、最後まで見てしまった。
ケーススタディとして、
極端なダイエットとリバウンドを繰り返した主婦が
しまいには肝硬変が手遅れとなり、命を落とす。
同様に、更年期の主婦がダイエットとリバウンドによって
骨粗鬆症を招き、一生腰が折れ曲がったままになってしまう。

多少の誇張はあろうが、やはり女性には必要最小限の栄養が不可欠なのだ。
ただ摂取量を減らすという、実に単純な方法を取った件の主婦たちの
食事の内容を見てみると、バランスこそ悪いが、そこは飽食の国というメニュー。
それでも身体を徐々に蝕み、死に至らしめるケースがあるというのである。

動物性蛋白を殆ど摂らず、農業技術も生産される石高も今とは比較にならず
栄養バランスどころか、食べるものがある時にあるものを食べていたという
昔の人の老いの早さ、寿命の短かさの理由も分かる気がした。
豊満な肉体に象徴される繁栄と豊穣は、さぞかし崇敬の的であったことだろう。

それが今じゃ、持て囃されるのは皮下脂肪率が低く背の高い女性ばかり。
生物学的にも生理的にも、そもそも女は肥えてナンボの存在なのに。
私はなんと不条理な時代に生まれてしまったのだろうか。

食を絶つより、曲りなりにも運動で引き締めようと考えているうちは
まだ健全だろうと思える。それを実践するかどうかはともかく(^_^;)
でも、治ったばかりの足でテニスはまだ無理だから…

やっぱり、スレンダートーンフィギュラだな。うん。


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