最近（でもないけど）わかったこと。
私の仕事は、前にも何度も何度も書いたとおり、
テープ反訳（起こし）ですが、
テープといっても今は音源はディジタル音声が主流ですし、
テープで依頼されたものも、ＵＳＢメモリに録音して
再生用のソフトを使って作業をしています。

この再生ソフトの便利なところは、
イコライザーを使って、より聞き取りやすい状態に調整したり、
再生スピードを変えたりできるところですが、
結局、もとの録音状態が悪いと、
上記のいずれの機能もなーんも役に立ちゃせんのです。
高音域も低音域もへったくれもなく、
雑音がひどい状態でマイクも使わず録ったものが
聞き取りにくいのは当たり前としても、
ぐじゅぐじゅっと言葉を濁すように言っている言葉は、
別に早口だから聞き取れない、とかではなくて、
もう、再生速度を半分にしたとしても、
「50％のぐじゅぐじゅ」でしかないのです。

人気アニメ「けいおん！！」のＯＰテーマ“ＧＯ！ ＧＯ！ ＭＡＮＩＡＣ”は、
ちょっとエキセントリックなメロディーとハイパー早口で、
初めて聞いたときは、まず何を歌っているのか聞き取れないのですが、
再生速度を遅くすると、ちゃんと意味を為した歌詞が聞き取れるといいます。
さすがは芸達者の豊崎愛生（主人公･平沢唯役）といったところですが、
考えてみれば、そもそも早口なぐらいな人は、
意外と滑舌がよくてキレがあって聞き取りやすかったりします。
プロの豊崎さんを見習えとはいわないけど、
せめてもうちょっと丁寧に話してほしいもんだ。

火曜日のお楽しみは、
アニマックスの「おおきく振りかぶって　夏の大会編」です。
これほど野球アニメらしいものは他にないんじゃないかというくらい
しっかりスポーツアニメなのに、
好感が持てるキャラクターが生き生きとしゃべり、動き回り、
「設定頼み」に堕していないところがいいなと。
ＵＶ対策万全の構えで観戦する、
西浦の選手のお母様方もかわいい。
そもそもスポーツと縁のない人生を送ってきたので、
今さらどうしたいと思うわけではないのですが、
ごく素直に「野球っておもしろそう」と思えます。
「バンブーブレード」を初めて見たとき、
「剣道って（略）」と思ったのと同じ気持ちです。

そういえば、１期は５話ぐらいしか見ていないので
よくわからなかったんですが、
あの子たち、一応甲子園を意識していたんだなと、
「夏の大会編」のタイトルを見て、今さら驚きました。