2006年03月06日(月) |
約100字の宇宙にツッコミを入れる |
清水義範さんの短編だったと思いますが、 新聞の番組紹介記事を書いている記者が、 プライベートのちょっとした手紙等でも、 体言止めなどが多い100字に収まる文しか書けなくなる ……みたいなのがあったと記憶しています。
それはともかく、今朝の新聞のテレビ欄で 月9ドラマ「西遊記」の紹介記事を読んでいたら、 2カ所もツッコミどころがありました。 こういった文章をそのまま引用すると面倒が起こりそうなので、 エッセンスだけ箇条書きにしますと
・不治の病を患う母を持つ少女が登場 ・少女は悟空のことを、5年前に家出した兄だと思い込む ・三蔵法師は悟空に、少女の母の病気を治すための 薬草を摘んでくるように命じる。
これだけだと、どっこもおかしくないですよね。 自分でも、改めて書いてそう思います。 が、まず1点。 少女の名前は文中に2回登場したのですが、 2回とも違う名前で、どっちが正しいのかわかりません。 まあこんなことは、本編を見ればわかることだし、 見ていない人にはどうでもいい情報なので、 ただの些事です。
しかし、第2点目!はい、いいですかぁ。 箇条書きの一つ目と三つ目に御注目ください。 最初きっぱり不治の病と言っているのに、 病気を治すための薬草って、一体何なのでしょう。 これは、私が選んでこの言葉を使ったわけではなくて、 文中でこうなっていたのです。
失礼ながらこの書き手は、 盲腸で1週間入院ただけでも闘病生活と 表現するタイプではないかと推察されますが、 番組を見ていないし、今日も見る気もない私には、 これも「どうでもいい情報」に違いはありません。
さて、これら一連の「どうでもいいツッコミ」に、 現代のある世界に住んでいらっしゃる方々は、 「チラ裏(チラシの裏)にでも書いとけ」と、 さらにツッコミを入れてくださるようですが、 言いえて妙な表現ですね。
ところで、月9のストーリー解説に 「薬草をとりにいけと命じる」って、 普通は出てきませんわな…。 それだけで、朝の7時から大笑いしました。
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