なんとなく続いている日記

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2016年12月25日(日) 競馬施行規程 第81条

競馬施行規程 第81条

「競争に勝利を得る意思がないのに馬を出走させてはならない」


有馬記念でのサトノノブレスがこれに抵触するのではないか?
という話が、競馬ファンの間で出ている。

いやいやいや・・・

これはあくまで八百長をさせないためのルールである。
勝つことが出来るのに意図的に負けている馬がいた場合、このルールに違反してますよ!と言う為にあるルールですから。


個人的な見解では、今回のサトノノブレスの走りは

「全く問題なし」です。


想像ですが、サトノノブレス(の騎手)にはたぶん「キタサンブラックを楽に走らせるな」という指令が出ていたのでしょう。

当然のことです。
2頭出しになれば、そういうことをするのは今も昔も変わりません。

というか、やらないほうが変だと思うくらいです。

それが「勝つ意思がない」に繋がるとは思えないし、それが違反だと言ったら、条件戦なんて違反の馬ばかりになってしまいますよ。

勝ち上がって上のクラスで惨敗を繰り返すよりも、今の条件で着を拾い続けて小銭を稼いだほうがいい!とハッキリ言うオーナーだっているわけですし。


「次走への叩き台」
「ただの帯同馬だけど、せっかく来たからついでに出走」とか、全部ルール違反にしなければなりません。

18頭立ての18番人気の馬の関係者が、本気で勝てると思って出走してると思いますか?


まあ、勝てると思うことと勝利を得る意思があることは別でしょうけど。

「勝利を得る意思がない馬」なんてほとんどいないでしょうが、「勝てるとは到底思ってない」という馬なんていくらでもいるでしょ。むしろそっちのほうが多いのでは?!と思いますけどね。


それを「勝利を得る意思がない!」と罰するほうが現実的におかしいと思います。

今回のサトノノブレスはそれだったと思います。

与えられた仕事がある。
与えられた仕事はあるけど、それをこなした上で勝てればそれはそれでよし!

そんな感じでしょ。

「勝つ意思がない」なんてことはないと思いますけど。


それと、今回のサトノノブレスはハッキリ言って与えられた仕事がほぼ出来ていませんでした。

結果だけ見れば、ダイヤモンドは自力勝ちでしょ。

違反・罰するような行為は何一つなかったと思います。


武豊騎手は「突っつかれたのが痛かった」と言ったようですが・・・正直、彼にはそんな発言はして欲しくなかったですね。

たぶん負けた直後で(チームプレイに)カチンと来たからつい言ってしまったのでしょうが、そこまで影響があったように思いません。

むしろ、サトノノブレスのあの走りではサトノダイヤモンドの方に悪影響を与えててもおかしくないような騎乗でしたから。


実際、サトノダイヤモンドを応援してた俺はサトノノブレスの動きを観てて、おいおい・・・それはやめろ!何やってんだ!!!と思ったしね。


もちろん、「後ろから来る馬をきちんとブロックしていた」という意見もわかります。サトノダイヤモンドの直線の進路を確保したとかね。

「突っつく為に早めに動いた」とかは、間違いのない事実でしょう。

勝利することよりも、キタサンへのプレッシャーを掛けることが優先だったのは明らかでしょう。

それが心情的にずるいとか、汚いとか言う気持ちはわかります。


でも、それをルール違反だ!と騒ぐのはおかしいですね。

グッジョブだったね!と言うのもね。


サトノノブレスは一番の目的を果たしておりませんから。
あんことをオーナーが指示するわけがないじゃないですか。

逃げ・先行馬の強敵と対戦するにあたって、同厩の馬に出す指令が「後ろから来る馬をブロックせよ!」のわけがないでしょ。

そんな指令、なんの効果もないままレースが終わってしまう可能性があるのに。


こういう対決で出す指令は「楽に逃がすな」か「早めに鈴を付けに行け」のどちらかでしょ。

で、騎手のサトノノブレスへの乗り方を見る限り、今回の指令は後者だったと思われるます。

たぶん、道中の位置取りはダイヤモンドより前ですすめ、そして、3コーナーあたりから捲くってキタサンを交わすか並ぶかして脚を使わせる・・・というのが作戦だったのでしょうが、予想以上にダイヤモンドが(ルメールが)前で勝負してしまったので、「じゃあ、せめてブロックでもするか」くらいな感じになっただけだと思いますよ。

もちろん、想定されてた事態かも知れませんが。


でも結局、3コーナーからあれだけ追っ付けたのに、馬なりで上がっていくキタサンブラックに全くついていけてませんでしたからね(苦笑)

サトノノブレスがすべきだった一番の仕事は出来てなかったし、それをさせなかったキタサンは強いってことです。

あれではむしろダイヤモンドをエキサイトさせてしまう可能性すらある乗り方でしたから。(レース中に騎手同士で「大丈夫?」みたいに確認してた感じはありますが)


もしキタサンが出遅れたり、何らかのトラブルで競争中止になっていたら、サトノノブレスは普通に勝ちに行ってたでしょう。

作戦通りに乗れたとしても、鈴を付けに行ったうえで手応えが良ければそのまま勝ちに行ったでしょう。

そもそも、オーナーが「絶対におまえは勝つな!」なんて指令を出すわけがないでしょ。1着になれば3億円ももらえるレースで。

「ダイヤモンドのアシストをしなさい。
 でも、その上で勝てそうだったら勝っちゃっていいからな!」

そういう指令でしょ。
普通に考えて。

「まったく勝ちに行く意思がなかった」なんてあり得ないと思うのですが。


なので、今回のサトノノブレスが81条の規程違反に当たるとは思えません。


まあ、そこまでを込みを予想するのが競馬だと思いますよ。

それがギャンブルってものです。


金銭的に負けたときに愚痴や文句を言うのはOKですが(それを酒の肴にして楽しく飲めばいいのです)、負けたときに八百長だのルール違反だのとマジ切れするような奴はギャンブルには手を出さない方がいいです。

金が賭けられる世界はキレイゴトだけで済まない、というのは当然であると理解したうえでやらないと。


ちなみに、俺は単勝で儲けさせていただきました。
馬単はトントンでした。


「キタサンが2着に来る展開ならば、その時の1着はサトノダイヤモンド」という予想だけは完全にあたりましたが、本線は「キタサンは着外になる」「ダイヤモンドが圧勝する」でしたから・・・まあまあの当たりってところですかね。

キタサンが飛んでれば、久々にがっつり儲かったのにな・・・


あの展開で2着に来るキタサンブラックは相当に強いですよ。
今までで一番強く見えるレースでした。

あっぱれです。

前日のミッキーアイルは潰れましたから。
ああなるのが普通です。
(おかげでそっちでも儲けられました♪)

だからこそ豊騎手も悔しかったのでしょうね・・・

だからこその一言だったのでしょう。


でも、余計な一言でした。



 今回はサトノダイヤモンドの方が強かった。

 でも、キタサンブラックが一番強い内容の競馬をしてた。


そういうことです。

嫌いだったキタサンブラックも さすがに認めました。

つえーわ。


今年一年
俺はサトノダイヤモンドでたくさん儲けさせてもらいました。
皐月賞の複勝惨敗を補って余りある潤いを頂きました。

本当にありがとう!


ということで
俺の中の年度代表馬は完全にサトノダイヤモンドです。

来年もよろしくね♪


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