なんとなく続いている日記

誰かに読ませるつもりで書くものではないが
誰かに読まれた時のことも考えて書くもの。
それが日記。

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2008年07月27日(日) 悪役は悪い人には出来ません(2)

小林 邦昭

25年くらい前、大ブームを巻き起こした初代タイガーマスク(佐山)と抗争劇を展開し、「虎ハンター」と呼ばれたプロレスラー。タイガーマスクのマスクを剥ぎにかかるファイトスタイルで一躍有名になったヒール(悪役)である。


某掲示板に載ってた彼のエピソードを紹介します。


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※当時、アンチ・ヒーローゆえに、タイガーマスクファンから多くのカミソリ入りの手紙や脅迫状が届いて困惑していたが、佐山(初代タイガーマスク)が気にしないようにと、現役時代はずっと黙っていた。(現役引退後、対談の中で佐山に告白した)


※昔、佐山タイガーのサイン貰おうとしてスカされた、小学生の俺。
タイガーは「ちょっと、まっててね。すぐ戻るから」と言ったきり戻ってこず。 そこに現れたのが当時、抗争まっただ中の小林選手。ダメもとでサインを頼んだら「え?俺のサインでいいの?タイガーじゃなくて?!俺のじゃ友だちに自慢できないぞ(笑)」リングと全然違う、笑顔100%できさくにサインをしてくれて写真まで一緒にとってくれた。

 小林選手の意外な優しさに調子にのって 「タイガーが憎たらしいですか?」と質問すると 「そんなことないよ(笑)いい選手だし、倒しがいがあるから俺もタイガー(との試合)に夢中なんだよ!」と笑顔で応えてくれた。

それからは俺は虎ハンターに夢中になった。


※馳浩の日本デビュー戦で小林さんは、脊椎分離症のためとても試合ができる状態でなかったのに「馳の国内デビュー戦はIWGPチャンピオンとやらせたい。」との会社の意向で体調が悪いのに無理矢理試合をし、そして負けた。

 テレビでは馳が「高田!越中!山崎!俺がベルト取ったぞ!!!」というアピールをしたところまでしか放送されませんでしたが、その後に小林さんが「藤波、タイガーマスク・・・ジュニアにはいつもその時代の主役がいた。そして今、主役だった俺が負けた。これで、ジュニアの一つの時代が終わったんだな・・・」とマイクアピールをした。

 それを聞いた馳は号泣して小林さんに抱きついたのだよ。
 
 その後小林さんは高田・越中らの負け役ばかりで、平成維震軍の時は病に倒れて、ほとんど活躍することはないまま引退したんだよね・・・


※昔、俺の小学校に興行前の小林邦昭が来た事があった。
当時は虎ハンターとして活躍中だったので子供達から最初は敬遠されていた。 しかし、人の良さがにじみでてるのか、30分もしたら子供達に囲まれていた。俺も虎ハンターの小林邦昭とのギャップにかなり驚いた記憶がある。

 なんか優しいお兄さんって感じだったなぁ・・・



※10年程前の地下鉄の中での出来事。
 電車は立っている人もかなりいるやや混んだ状況。以下、席に座っていた体格のいい男と大きな荷物をかかえたお婆さんのやりとり。

男(目を覚まし)「あっどうぞ座ってください」と立ち上がる
婆さん「そんな、悪いですよ〜」 
男「いえっ どうせ次の駅で降りるんだから、いいですよ〜」
婆さん「そうですかぁ じゃあすいません」といって席に座る

そして、電車は駅に着いて男は電車を降りていった。
しかし男は 出口に向かわずその降りたホームで次の電車を待った。

小林邦昭さんカッコよかったです・・・


※小林邦昭さんの奥様はこれは有名な話ですが、元AV女優(ロマンポルノ女優)です。結婚を申し込まれたときに奥様がそのことを引け目を感じて拒否したら、「多くの人々に夢を与える商売という点でプロレスラーと同じか、それよりも上だ!過去のことなんか気にするな。」と言って結ばれたんだそうな。

 男だね・・・


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今更ながらファンになっちゃいました・・・

もう遅いけど。



まあたしかに、嫌われ役なんて人が良くないと出来ませんわな・・・

損な性格じゃないとね。


いい人が損する世の中は嫌いです。


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