「確信犯」とは、悪いと分かっていてやることや、見つかったら逮捕されると知っていて行なう犯罪のことではありませんから。

「わかっていて敢えてやる」という意味での使い方が 非常に普及しちゃっていますが、それは完全に誤用ですから。

誤用だとわかっていると気になってしょうがないんだよねぇ・・・


「悪いとわかっててやる」のを確信犯というのなら、９９％の犯罪行為は確信犯ですよ。みんな犯罪行為だとわかってやるから見付からないように努力したりするんだろうし。

犯罪者に「あんた、確信犯だね！」と言えばほぼ正解になっちまいますよ。
「そりゃそうだ」って言われるだけですよ。

逆ですから。

「確信犯」とは、政治的・宗教的・思想的な信念に基づいて行われる犯罪を指す言葉ですから。むしろ「正しいと信じてやる」犯罪のことですから。自分のやってることは間違ってないとね。法律が間違ってるんだ！みたいなね。

「へ？サリンを撒いて何が悪いの？
　このダメな日本という国を変えてあげようとしてるのに・・・
　むしろ感謝して欲しいくらいだよ！」

とか

「結婚してたら恋愛しちゃいけないのか？
　既婚者には恋愛の自由はないのか？
　不倫は文化だ！」

とかね。

これが本当の確信犯。

気になってしょうがないから書いといてやった。
前半部分に若干、人様の文書をパクってる部分もあるんだけど、結果的に誤用してる人を一人でも多く正せるなら、無断借用も決して悪いことではない。

俺は間違ってない。
俺の言ってることは正しいって。
俺はむしろ、いいことをしてるんだ！

これが本当の本当の確信犯。

結構悪質。（´ω｀）