2004年05月19日(水) |
子供の頃見た妖術使い |
テレビでマジックの番組を見てた。 今時の手品ってすげーのな。 物理的にありえないことが起こるからスゴイ。 手品師ではなく教祖とかになればいいのに、と本気で思う。 多くの人を助けることができると思うのに。マジで。
その番組の中で、幼稚園で園児の前で手品を披露するコーナーがあった。 子供っていいよね。素直に驚くし、笑うし、怖がるし。 と思って見てたらフと思い出した遠い記憶・・・
幼稚園の頃だったと思うが・・・ その日その時 初めて腹話術というものを見た。 たしか先生が演じたのだと思うが・・・ なにせ昔過ぎてそこまでは覚えていない。 ただ、一つだけハッキリ覚えてることがある。
人形が言葉を話すことに とにかく驚いたのだ。 先生が妖術使いに見えた。 たぶんそれは尊敬の念に近かったと思う。 きっとその時の俺は目をキラキラ輝かせていたことだろう。
見終えた後、家まで走って帰った記憶がある。 そして興奮状態で母にこう言った。
「今日ね、しゃべる人形に会ったの!すごいの!すごいの!」と。
母は言った。
「きっとそれは腹話術ね」
「ふくわじゅつぅ?」
腹話術・・・ふくわじゅつ・・・ もちろん意味なんてわかんなかった。 だけど子供なりに薄々感づいた。
人形がしゃべってたわけではないんだな・・・
あっけなく打ち砕かれた想い。
妹にはサンタクロースの存在を小学校高学年まで信じ込ませてた、同じ親の仕業とは思えん。
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