エロとピンクとアミタイツ。
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2002年07月17日(水) だから、

風の強い日。

プラスとマイナスがうまいぐあいに引き合って、打ち消し合って、
ゼロとも呼べる恋人がひとり。

キオスクの焼き梅とファミマのチキン棒ばかり食べる。
この夏バテを誰のせいにもできないジャンクっぷりに軽く泣く。

雨が降った日。

弟がドラえもんの映画主題歌集のアルバムを借りてくる。
ドラえもんより多い武田鉄也の写真に軽く泣く。

今年もヒッチハイクの時期が来て、
スタンプラリーのようだと思う。

マグリット展に行く。
「謎こそが真実の存在感を証明する」
哲学がないとものはつくれないと痛烈に感じる。

不快指数はまだまだ上がる。

暑い日。

砂を噛むようなセックスをして、砂の方がまだ甘いと思う。

パチンコ屋で働いてた私は街中のサラリーマンが顔見知りで、
あいさつすらできない微妙な距離が不快だ。

乗り替えるはずだった各駅停車のトビラが目の前で閉まって、
焦りもせず 笑いもせず
暑いなあ、とつぶやく。

来週、私は海に行く。








小日向マリー |MAIL

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