デイズ
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2004年03月08日(月) 女帝の半生

京劇を観て来ました。
京劇を観るのは高校生の頃以来。
あのときは、芸術鑑賞会という名目で「西遊記」を観ました。アクションのすごさに息をのむ私の横で、多くの学生が寝ていました。高校生なんてそんなもんです。

今回は「武則天」。中国の歴史上、唯一の女帝の半生。
主演は“奇跡の歌声”“21世紀最高の女形”と呼ばれる呉汝俊(ウー・ルーチン)さん。
確かに、納得の歌声でした。
それ以上に魅せられたのが衣装。鮮やかで、ひらひらで、重ね着でとても綺麗。
呉さんが演技と衣装とメイクで、10代の少女までかわいく演じてしまうのです。照れている様子なんて、ほんとに可憐でかわいい。
眼福です。

そして、わかったこと。
京劇ってなんとなくえっちぃ。
武則天は14歳で美貌を買われて後宮に入るんですが、そんな幼い子が50代の太宗皇帝のお手つきになっちゃうわけで、しかも太宗皇帝の目を盗んで、その息子(後の高宗皇帝)と姦通してしまうです。
台詞も直接的だし。

そう言えば舞台が始まる前、TVで見かけるような政財界・芸能界の方を何人か見ました。駐車場にも黒塗りのVIPカーが何台も停まってたし。
なんで?と思っていましたが、パンフレットを見てなるほど。
日中平和友好条約締結25周年記念で制作されたものらしいです。
祝辞の面々もVIPばかり。
どおりで、チケットが高かったわけです。

ゆそか