京劇を観て来ました。 京劇を観るのは高校生の頃以来。 あのときは、芸術鑑賞会という名目で「西遊記」を観ました。アクションのすごさに息をのむ私の横で、多くの学生が寝ていました。高校生なんてそんなもんです。
今回は「武則天」。中国の歴史上、唯一の女帝の半生。 主演は“奇跡の歌声”“21世紀最高の女形”と呼ばれる呉汝俊(ウー・ルーチン)さん。 確かに、納得の歌声でした。 それ以上に魅せられたのが衣装。鮮やかで、ひらひらで、重ね着でとても綺麗。 呉さんが演技と衣装とメイクで、10代の少女までかわいく演じてしまうのです。照れている様子なんて、ほんとに可憐でかわいい。 眼福です。
そして、わかったこと。 京劇ってなんとなくえっちぃ。 武則天は14歳で美貌を買われて後宮に入るんですが、そんな幼い子が50代の太宗皇帝のお手つきになっちゃうわけで、しかも太宗皇帝の目を盗んで、その息子(後の高宗皇帝)と姦通してしまうです。 台詞も直接的だし。
そう言えば舞台が始まる前、TVで見かけるような政財界・芸能界の方を何人か見ました。駐車場にも黒塗りのVIPカーが何台も停まってたし。 なんで?と思っていましたが、パンフレットを見てなるほど。 日中平和友好条約締結25周年記念で制作されたものらしいです。 祝辞の面々もVIPばかり。 どおりで、チケットが高かったわけです。
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