先日、都会(笑)の本屋に逝ったので、浅井いにお「ヒカリノマチ」か吾妻ひでお「うつうつひでお日記」か新井英樹「真説 ザ ワールズ イズ マイン」を買おうかと思ったら、若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ」(白泉社)を買ってしまった。 さて、この『デトロイト・メタル・シティ』という漫画を御存じであろうか? 「ヤングアニマル」という青年漫画誌(ベルセルク連載してる雑誌ね)で連載されているギャグ漫画で一部では結構な人気のある漫画らしいのであるが、わたくし自身は全然存在を知らず(く!ヲタクとして失格だわ!バシーン←自分で自分の頬をグーで殴る)ジャケ買い(というか、試し買い?)で買った一冊だったわけなんですが 2006年のベスト オブ 漫画 はコレで決まりです!!! という程、面白かった。電車の中で読んでニヤニヤしっぱなしだった。 笑いをこらえっぱなしだった。 とにかく久しぶりの大ヒットで、今年のベストオブ漫画は「臨死!江古田ちゃん」かな…(それもどうか)と思っていた矢先にあらわれたメタルモンスターです。 話はカヒミ・カリィやカジ・ヒデキのようなオシャレでポップな歌を歌うミュージシャンを目指して九州の田舎から上京した主人公.根岸くん。 しかし、何故か気が付いたら「死体」「悪魔」と叫び狂い歌うデスメタルバンドのボーカルとして頭角を現してしまい、正反対の音楽をやりたい根岸君の苦悩の日々の幕開けだった… という、ギャグ漫画で2重人格ギャグモノ、最近はなんだか変身モノの域に達したりデスメタル成分が侵食してきたりの青年漫画です。 しかし、何がメタルモンスターか、つーと一ページに一回は「ファック」「レイプ」「メス豚」等の言葉が出てくるにもかかわらず、主人公根岸くんの「ファックなんてそんな汚い言葉使いたくないのに〜」という自責の感情が描かれる事によって、言いっぱなしの下ネタではなく、回収される下ネタ漫画として、「こら!!クオリティタカスクリニック!!!!」と電車の中で感動したわけです。 言いっぱなし下ネタ漫画というのは数多く存在し、一部でカルト的な人気を誇りながら(稲中とか画太郎先生とか)ほぼ大多数(特に若いOLとか)から忌み嫌われてきたわけなんですが、 「敢えて言おう!『デトロイト・メタル・シティ』は、ほぼ大多数(特に若いOLとか)にも受け入れられると!!!!!」(ギレンの演説風に) とか、熱く語っていたら他の人の書評とかで 『一部の人には凄く面白いと思う』とか『読む人を選ぶ漫画』とか『ハマる人はハマるけど、ダメな人は絶対ダメそう』 とか沢山書かれていて NooooooOooooOOOOOOOOOooOOooooooo-----------------!!!!!!!!!!!!!!! となりました。 そんな私をSATUGAIせよ! となりました。 そんな私の漫画見極め力に絶望した!!!! となりました。 取りあえず、DMC(デトロイト・メタル・シティの略)名台詞はガンダム、ジョジョ、エヴァに迫る勢いで私のツボにハマるので、今後ヲタらしくDMC名台詞を使って行きたいと思います。 取りあえず、ここ見てるかどうかわからんがFたばさんとMすださんはイケるクチだと思います。 ハトよめがダメだった友人に無理矢理読ませてみよ…(鬼や) 現在、2巻まで発売中。 ●アマゾンでの1巻販売ページ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592143515 ●DETROIT METAL CITYの曲を作って公開するブログ(作者公認?) http://dmcopy.seesaa.net/ あ、DMCについて熱く語ってたら前回の日記消してしまった…。ま、いいか(えー)
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