きみはいまどうしているだろう。 相変わらず、のんびりゆったり暮らしているのだろうか。 それとも仕事で忙しい? 社会人になったきみなんて、想像がつかないよ。 Yシャツを着てるきみすら想像できないのに。 変わってしまったきみは あんまりみたくないな。 いつものえがおでいてほしい。 目じりがぐっとさがって おおきなくちが中途半端に開いていて 笑ってるんだかあくびをしているんだかわからないような そんな、きみだけの、えがお。 あたしはあの日から きみのように笑う人を みたことがないよ。 ちがう笑い方をするひとを愛したけれど、 その人の笑顔はつくられた笑顔だったから。 きみのような本物の笑顔をみることが あたしの今一番欲している事なのかもしれないね。 こうやってきみのことを思い出しても もう全然辛くなくなった。 そういう意味でも あの人には感謝すべきなんだろうね。 たとえこの先きみと会えなかったとしても あたしはもう後悔なんかしない。 絶対に、しないんだ。
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