ぼんやり日記
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2004年04月12日(月) 野いちごの思い出


子ども達が教会でもらってきたイチゴの苗。
ペットボトルをくりぬいて作った鉢植えに
砂利を敷いて土を入れ、苗を植え替えた。

3つあるうち、次女のだけに花が咲いている。
イチゴといってもワイルドストロベリーという品種。
ん、野いちごかい?
私の知ってる野いちごはもっと葉っぱが小さいな。
実もすごく小さくて…これは外国の品種かな?

幼い頃の父との思い出の中にも野いちごが出てくる。
あれは夏休みだったのだろうか。
単身赴任中で、月に一度、土日だけ帰ってきた父が
その夏はどういうわけか、いつも家にいた。
朝起きて、父を確認して嬉しくて、それが何日も続いた。
毎日、父は私を連れてあちこちの野山へ連れて行ってくれた。

野いちごを摘んで(あの時は木イチゴだったっけ)
食べながら父に尋ねてみた。
「どうしていっつも家におるん?会社行かんの?」
それは何の他意もない素直な私の疑問だった。
父は笑いながら「そうやなあ・・・家におったらあかんか?」
と聞くので、思いっきり首を横に振って
「ううん、ううん、まだまだずーっと家にいてね」と
答える私。それも素直な私の気持ちだった。
毎日、父がそばにいたらどんなに嬉しいか。

甘酸っぱい野いちごを食べながら、汗をぬぐいながら
静かに田舎道を歩いていった幼い日の思い出。

父があの時、どういう事情で会社に戻らなかったのか
今も私は知らないのだが、その件で会社をクビになることもなく
また単身赴任のその会社へ戻っていった父だった。


この子達も、いろんな思い出を今まさに
作っているところなんだな。
イチゴと聞いて大人になった彼女たちは
何を思い出すんだろうか。


今日から幼稚園がはじまった。
ぶたこは間違えて前の教室に入ろうとした。
新しい教室にとまどって、おどおどしていた。
今度の担任先生と仲良くなれるかな。
親もどきどきの新学期。
上二人がしっかり者とのんき者だったから
こんなに心配したことなかったなあ。
ぶたこちゃん、いろいろ乗り越えられますように。


2003年04月12日(土) お家見学

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