ぼんやり日記
DiaryINDEX|past|will
この言葉、英語でいうと not 〜〜at all かな? 「全然」と「(否定文)」が対になっている言葉である。
高校生の頃、冗談で時々 「もうこのパン、ぜんっぜん美味しいよね」 なんて使っていた。 「変な使い方」と必ず言われた。 国語の教師とか優等生に言われたのではなく 日本語に無頓着な普通の友達からも眉をひそめられた。 変な表現だったのだ、あの頃は。 だからこそ面白くて、強調したいときに使用していた。 あれから20年経ち、若者だけではなく私達世代まで 「このパン、全然美味しい」と言うようになっている。
言葉が乱れる、というか変化していくのって こういう冗談で使っている言葉が当たり前の用法に なっていく事もあるのかな、とふと思った。
_________________________
近鉄小劇場が閉館することになった。 少し前に扇町ミュージアムスクエアが閉館した。 今は芝居を見ないけれど、小劇場の人達はどんな小屋で 芝居を続けているのだろうか?
その近鉄小劇場のトリをつとめる演目が イッセー尾形らしい。 イッセー尾形の一人芝居を生で見たことはないのだが 近鉄小劇場の最後を見守りたいなという気がする。
あの小さい感じ、好きだったなあ。 扇町ミュージアムスクエアは本当に小屋だったので 座敷に靴を脱いで座ってみたっけ。 前の人の頭で見えないと、自分の後ろの人も 自分の頭で見えなくてイライラしてないか気になったり。 快適に見たかった私は、やっぱり全席指定のちゃんとした 席のある、小綺麗で見やすい近鉄小劇場が好きだった。 (後ろでも横でもそこそこいい感じで見られる)
近鉄小劇場と近鉄劇場がなくなったら 上本町なんか行くことないやん。
近鉄小劇場は全然いい劇場でした。
↑ あ、「全然」+「(肯定文)」っていうのは もしかして「全然」を「断然」と混同してるのかも。 もう今さら格好良くないので使いたくない表現だね。
2002年11月18日(月) マーガリンのフタ その後
|