ぼんやり日記
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2003年10月07日(火) THE BLUE HEARTS

パパが実家から戻ってくる時、いくつか自分の昔聴いた
カセットテープを持ち帰ってきた。
「はい」と私に手渡したもの、それが“THE BLUE HEARTS”
「パパ、こんなん聴いてたん?」
「聴いてたんやろなあ」
パパが聴いてたなんて意外だったので驚いた。
あまりに懐かしい1st.
出た当時は何度も何度もシャワーみたいに聴いていた。
でも今聴いてもうるさいだけだな。
そう思ってテープを聴いてみて・・・
すごい。
そうとしか言えない。素直にそう言うしかない。
ヒロト、やっぱこれは心揺さぶられるよ。

昔よく聴いていた曲を懐かしく思いながら
そして当時の思い出を振り返りながら感傷に浸ることは
誰しもあるだろう、時には涙することもあるだろう。

しかし、今これを聴いていて思い出なんか
関係なしにうわーっと心に迫るこれはなんだ。
ヒロトの声は、一音一音がしっかり聞こえる
いわゆる“選手宣誓型ボーカル”(命名・みい)なので
歌詞がはっきりわかる。
しかもものすごくわかりやすい日本語。
言葉の認識と受容に乏しい私でもすっと心に響く。
真っ直ぐに。

ブルハは解散する少し前まで聴いていたけれど
この1st.のピュアさは空前絶後だ。
勝手に泣けてくるもん。なんで泣けるのかな。
ある部分で“ライ麦畑でつかまえて”に似ているのかな。
でも、ブルーハーツの曲は、イノセンスを越えて
きちんと成長しようという兆しが見えている。

心(魂?霊?)と曲が共鳴しているって
こういう状態をいうんだね。


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