ぼんやり日記
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少し冷んやりするな、と思い始めると同時に 顔が乾燥してきた。肘のカサカサも気になり始めた。 体の反応って分かり易い。 若い頃は季節の変わり目だからって急に 自分の体が変化してきたなんて気付かなかったな。 年とってるってことなんだな。
年とる。 やっぱり否定的にとらえる自分がいる。 若い方がいいような気がする、なんとなく。 スーパーの牛乳も消費期限の若いのを手にするもんね。
でも、若い頃はひどかった低血圧の症状も (朝、起きると吐き気がするとか、立ちくらみするとか) 年をとるにつれて軽くなってきている。 それは年とって良かったって思える一つの例。 だって本当につらかったもの。
体は弱くなっちゃったけど、若い頃の方が何かと 痛い思いをしていたものだ。心も体も。 体が痛いのに自分で平気だと思いこんでいて、 薬も飲まず、医者にもかからず 入院するくらい体が弱っていても全然気付かなかった。 心が痛いのにどうして痛いのかどうして苦しいのか 理由がさっぱりはっきりしなくて ただ誰かに怒りをぶつけているだけ。 ただもがいているだけ。 ただ自己憐憫におちいるだけ。
若い時ってそんなんだったな。 うん、年とるって案外いいもの。
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