ぼんやり日記
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2002年11月12日(火) 先生ありがとう

フジテレビ系「胸張っていこう」という番組で、
IDDMの子ども達が駅伝挑戦というドキュメントを放映していた。

番組自体知らなかったけど、一応見てみることにした。
タイトルに「原因不明の病気」という文字が。
うん、そうやなあ。
病気についてもきちんと説明されていたし
「贅沢病と言われる糖尿病とは別のもの」
というコメントもつけてくれていた。
何度も注射する場面を出すのでちょっとうんざりだったけど
まあ事実だし。

小学5年生の子ども達は自身の病気については
あまり語ることもない。
なので、母に発症時のことをインタビューしているのだけれど、
やっぱり聞いてると泣けてしまった。
「昏睡状態で死ぬかも知れないと言われた」
うんうん。
「『いつ治るんですか』と聞いたら『一生治らない』と言われた」
うんうん。

次女も「血糖値測定も注射も面倒くさくてイヤイヤ!」とダダをこねる。
でもこれ(血糖値測定器とインスリン注射)があるから生きていける。
そう思うと母の私はただただ感謝がこみ上げる。

いろいろ理由はあるけれど、実際に子ども達のために
寝る間も惜しんで働いてくれるお医者さん達の姿をみているのが大きい。
次女が最初に入院した所も今の病院も、
スタッフが片手間や私利私欲ではなく
心の底から病気の解明と、目の前の子どもにとって最前の治療
(体だけではなく心のケアも含めて)を目指してくれている。
もし、医療機関で冷たくあしらわれたとしたら、たまらないと思う。
途方に暮れると思う。

月に一度の検診も、子どものためではあるけれど
実は母へのカウンセリングという効果も大きいんだろうなあ。
先生ありがとう。


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