ぼんやり日記
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2002年04月28日(日) ブレッシング


HPのIDDMのページにあるグルコースサプライの箱である。
最近、この会社が何故これを製造しているかという話を聞いた。

小児糖尿病の子が学校で低血糖になった時、
ジュースなどの補食を採るのが良いのだが
周囲の目が気になり、なかなか言い出せない。
そのまま放っておくと重篤な症状になるにもかかわらず・・・・

そういう実態があることから、いかにも「おやつ」的な食品ではなく、
見た目が薬品のような補食のための食品を作ろう、
というわけでグルコースサプライが生まれたそうだ。

確かに見た目は大きな錠剤で、「おやつ」には見えない。
アルミにくるんである風情もなかなかである。

こうして生まれたグルコースサプライを、商売にせず
医局ルートからの試供品として、患者には無料で支給されている。

こういう事業を行っていることは、一般にはあまり知らないことだろう。

聖書にみる祝福の原則の一つ

与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。
人人は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。


新約聖書ルカによる福音書6章38節


自分に与えられた物は自分だけのものではない。
もちろん自分のために喜んで使えばよい。
しかし、周囲とシェアし合うものであることを忘れてはならない。
自分の固有の物だけではなく、能力や知恵などもそう。

そう考えると、重い荷物を持っている見ず知らずの人が
子供を抱えて苦労している様子なら、空いている自分の手で
ちょっと数分だけ手助けをする、というのも偽善ではない。
助けてもらう方も負担に思うことはない。

グルコースを作っている会社は祝福される(あるいはされている)だろう。
それが祝福の原則。


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