ぼんやり日記
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HPのIDDMのページにあるグルコースサプライの箱である。 最近、この会社が何故これを製造しているかという話を聞いた。
小児糖尿病の子が学校で低血糖になった時、 ジュースなどの補食を採るのが良いのだが 周囲の目が気になり、なかなか言い出せない。 そのまま放っておくと重篤な症状になるにもかかわらず・・・・
そういう実態があることから、いかにも「おやつ」的な食品ではなく、 見た目が薬品のような補食のための食品を作ろう、 というわけでグルコースサプライが生まれたそうだ。
確かに見た目は大きな錠剤で、「おやつ」には見えない。 アルミにくるんである風情もなかなかである。
こうして生まれたグルコースサプライを、商売にせず 医局ルートからの試供品として、患者には無料で支給されている。
こういう事業を行っていることは、一般にはあまり知らないことだろう。
聖書にみる祝福の原則の一つ
与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。 人人は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです。
新約聖書ルカによる福音書6章38節
自分に与えられた物は自分だけのものではない。 もちろん自分のために喜んで使えばよい。 しかし、周囲とシェアし合うものであることを忘れてはならない。 自分の固有の物だけではなく、能力や知恵などもそう。
そう考えると、重い荷物を持っている見ず知らずの人が 子供を抱えて苦労している様子なら、空いている自分の手で ちょっと数分だけ手助けをする、というのも偽善ではない。 助けてもらう方も負担に思うことはない。
グルコースを作っている会社は祝福される(あるいはされている)だろう。 それが祝福の原則。
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