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■ 抒情の後
=叙情の後=
なんのやるきも起こさないかぜ とおりぬけ とおりこす うばわれてしまったよ 服を着る ちからも こえも お腹のうらがわ筋肉が ちからが抜けて 張っていて 強張ったからだのふしぶし ほぐしほぐ その足下。タオルケット はしっこからだに巻いて ようやく届いた指先で らくだがらのパッケージ 寄せて、反す。気まぐれなたゆみのなかに、吐き出した。吸い込んだ。
いっぷくに余韻
ベッドに残るは ゆめのきをくと もぬけのからがら 散らばった ティッシュケットが、すこしばかり かぜに吹かれて ほろり、苦いね
ぼくは/わたしは 自己主張を失なった 吸い殻のなかに 愛し合ったきをく 押し込んで 棄てた
2008年09月11日(木)
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