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■ 待つのダメ吉
母親の私が、両手が怪我して、 アカンボの風呂は、中学生の長男が上手にやってくれている。 風呂の洗い場に立たせ、湯船の縁につかまらせて、 頭からザーザーお湯を掛けても、 泣かないどころか、 さらしを巻いた山本譲二みたいに 仁王立ちしている女児のアカンボ。
「男前!」としか言いようがない。
すっごい小さい山本譲二。 ひざ下譲二。
で、アカンボはいいんだけど、 自分の入浴が困った。
最初は、お湯につかるだけだったが、 やっぱり頭も体もちゃんと洗わないと気持ち悪くて、 夫が帰宅してから手伝ってもらっていた。
「介護だなあ」
と夫に言われ、そう言われれば、そうだ、と気付く。
で、毎晩、夫を待ちわびて、 遅くに冷め気味の風呂に入っていたが、 冷めた風呂は嫌いだし、何せ待つのが嫌いだから、 3日目くらいから、ひとりで手にビニール巻いて入っちゃっている。
ちゃんとは洗えないけど、 自分でできる喜びには代えられない。
人に頼って、ジリジリしながら待つなんて、私には無理だ。 できることは自分で頑張ってやる方が楽しい。
できないことを無理しながらやり続けて、 上手にできるようになったり、 工夫してラクにできるようにしたり、 アイディアを試したりするのが、 凄く楽しい。
「不自由を何とかする」ことを楽しむのが好きだ。
2006年09月21日(木)
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