|
|
■■■
■■
■ 知らず知らずストレス
何かの行事などで、 子供のうち数人が家を空けると、 ものすごく家の中がスースーしている。
年がら年中、 「うるっさい!!!」 と怒鳴っているのに、 子供が半分になると、 残りの子供もなぜかシュンとしてしまって、 静かになってしまう。
アカンボは別として、 4人の息子たちが、二人づつ違う方向に別れるとき、 4人が4人とも、声の限りに 「ばいば〜い!」 「気をつけろよ〜!」 「またな〜!」 「またね〜!」 ・・・と、叫びながら離れて行く様子は、 なぜか心にずし〜んとくるものがある。
一生の別れでもあるまいに・・・ 常に喧嘩しているくせに・・・
いつもぐちゃぐちゃつるんでいる兄弟が ふいに離れ離れになるのは、 きっと、半身をそがれるような感覚なんだろうなあ。
ああ、それにしても、 二人いないだけで、この静けさ。 残りの3人も、なぜか、し〜ん、としているし、 なんて空気が澄んでいるのかすぃら・・・
軽い・・・ 肩の荷が軽い・・・ 神経が休まる・・・ なぜかイライラしないじゃん・・・
そうか・・・
いつも、近所の人たちに「大変でしょ?!」と言われても、 イマイチ実感なかったけれど、 子供の数が一時的にも減って、身軽になると、 いかに今までがみっちり大変だったか、よくわかる。
家の散らかり方は、人んちの倍、 洗濯物も倍、食事の量も、洗う皿の量も倍、 兄弟間のトラブルも倍、学校でのトラブルも倍、 学校行事も、役員を引き受けるノルマも倍、 経済的な負担も倍・・・
今までは、 「いっぱいいても、もう、おんなじおんなじ!」 なんて、笑って返していたけれど、 実際、やっぱり、大変だったんだろうなあ。
知らず知らずのうちに、 自分でも処理しきれないほどのストレスに どっぷり浸かっていたのかもしれない。
でも、やっぱり、幸福も倍。
その幸福を感知する感受性が、 日々のストレスでイカレテしまうことが、 怖いんだよなあ・・・
2006年08月13日(日)
|
|
|