しそ摘み日記
akajiso



 トキメキ・レスキュー隊

 ヤクルトの販売の仕事をしていた時、
出入りしていた消防署で、
レスキュー隊長と妙に気が合ってしまった。
 お互いに、いわゆる、ビビビッ、というヤツで、
お互い結婚していなければ、もしや!
・・・ってくらい、ひと目で
「ソリが合う! お互いタイプ!」
ってやつだった。

 しかし、お互い当時3児の親。
 顔を合わせれば、子供の話で盛り上がっていたけど、遠くから、チラッ、と目が合ったり、慌てて反らしたり、何だか、意識しあってる中学生みたいだった。

 ヤクルトをやめて、全然会っていなかったが、昨日、2歳児を救急病院に連れて行ったら、そこに居た!
 
 無駄のない肉体に、黒いピッタリしたTシャツを着た精悍な青年が、幼稚園くらいの女の子を連れて来ていて、
「あら、カッチョイイじゃん」
と思ったら、その人だった。
 向こうは気づいてなかったから、静かにしていたのだが、
2歳児が泣くわ、走るわで、結局見つかった。
 私は、連日看病で寝ていないし、髪も顔もボロボロだったから、
気づかないふりをしていたが、こっちを食い入るように見ている視線を感じたから、絶対、見つかったと思う。

 それから、私の方は、一切そっちを見なかったが、病院にいる間、ずーーーーーっと、熱い視線を感じていた。(久しぶりだわ、この感じ(@_@))

 う〜む。

 あっちもこっちも、家庭第一主義だから、一生このままなんだろうけど、それにしても、こういうこともあるんだなあ、と、感慨深いものがあった。  

2002年05月04日(土)
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