消息

先日、近所を運転しているとき道路わきに見覚えのある名前を発見。
一瞬通り過ぎただけなのですが、紛れもなくかつてのクラスメイトの名前。しかも、恥ずかしながら私の初恋の相手。思えばそのあたりは、当時彼が住んでいたお家(実家)のある場所。
が、しかし! 私が車窓越しに見かけたのは、お葬儀の案内板だったのです。
彼本人? それとも、たまたま同じ地域に住む同姓同名の赤の他人…?
それからというもの、気になって仕方がありません。
とは言え、おつき合いしていたわけでもなく(何せ小学校入学当時の話ですし/笑)、同窓会などで見かけた記憶もなく、高校卒業後の消息がまったくわからないので調べようがありません。もっとも、調べた結果不幸にも彼だと判明したところで、元クラスメイトに過ぎない私がいったいどうするべきなのか困ってしまいますが。

ところがそれからちょうどひと月経った今日。
新聞の地域情報ページで、再びその名前を見かけたのです。それは叙勲関連記事で、あの地域にお住まいだった私たちの親よりも高齢のその方が、まさに1ヵ月前に亡くなられたことが記されていました。
つまりあの看板は、私の知っている彼のものではなかったのです。

とりあえずホッとして、それからふと考えました。
ホンモノの(?)彼は、毎日元気で楽しく過ごしているんだろうか、と。
そして、もしも万が一再会するようなことがあったとして、(彼が私を覚えていてくれているという前提で)彼は私を見て「元気そうだ」「幸せそうだ」と感じてくれるだろうか、と。
どちらも、そうであってほしいと思います。
2007年06月30日(土)

<<<  INDEX  >>>


My追加

Designed by [ m  U ]