ヒトまかせ

ここ数年ずっと同じ美容師さんにお世話になっています。鏡の前に座り、「今日は、どうなさいますか?」と訊かれ、答えるのはいつも決まって「おまかせします」。
十代の頃には、ファッション雑誌の切り抜きなどを持参したこともありましたが、自分の髪質を把握してからは、無理難題を押し付けたりせず(苦笑)、その道のプロである美容師さんが「似合う」と思う髪形にしていただこうと決めたのです。

誰かにおまかせするのは髪型に限ったことではなく、たとえばお仕事や趣味などの場合でも、相手が自分も認めるプロである場合、全面的に相手の言い分を受け入れるようにしています。お互いの考えをぶつけ合ってより良いものを…という考え方もあるでしょうし、もしかするとそうすべきなのかもしれませんが、完全に委ねてしまうことによって相手がどう出るのか…という新たな展開を期待している部分があるのかもしれません。自分が逆の立場になったことを想像すればわかるように、相手からの絶対的な信頼を受けた人間は、最善を尽くさざるを得ませんから。

…などともっともらしい理由をつけてみましたが、要するにめんどくさがり屋なだけ、かもしれません(笑)。
2007年05月21日(月)

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