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明日から行定勲監督の映画が公開されますね。 予告映像だけでもうるうるしているので、映画館へ観にいくと大変なことになってしまうだろうなぁ…。だけど、先日オンエアされたメイキング特番を見るうちに「やっぱりスクリーンで観たい」という気持ちが強くなって、さあどうしたものかと思案中です。
片山恭一さんの小説を読んだのは映画化されることが決まる前だったので、自分なりに主人公のふたりの顔だったり表情だったりを想像していました。実際に主役を演じる役者さんふたりを観て、全く違和感がなかったのは驚きでもあり、ホッとしました。 原作本の発行部数は今日付で251万部に達し、あの『ノルウェイの森』を抜いて国内作家の小説では過去最多部数となったのだとか。 最初からドーンといったのでなく、約三年かけてじわじわと売り上げを伸ばしてきた結果がこれ…というのが、なんとも好感が持てます。
私のの場合、個人的な体験などと重なる部分もあって、この作品に対して特別な感情(共感)を持ったのですが、世の中にそういう人が250万人もいるとはとても思えません(笑)。 静かに語られる高校生の恋愛が、なぜこれほど多くの人の心を揺さぶったのかとても興味があります。 ストーカーや暴力など恋愛絡みの恐ろしいニュースが日々溢れる時代に疲れた人たちが、せめてフィクションの世界では真っすぐで清らかなものに触れたいと望んだ結果なのでしょうか。 もしもこの作品に描かれているような恋愛に憧れる人が、250万人全員とは言わなくても結構いるのだとすれば、世の中まだまだ捨てたもんじゃないな…なんて思ったりもするんですが(苦笑)。 |
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