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先日、造幣局の桜の通り抜けへ行きました。 この「通り抜け」は、桜の名所に建つ造幣局が毎年満開の時期を見計らって一週間だけ構内の大川沿いの全長560mの通路を一般に開放してくださるもの。 南門から北門へ構内を通り抜ける(一方通行です)ことから、いつしかこう呼ばれるようになったそうです。遅咲きの八重桜が多いため、街中の桜が散り始めた頃にようやく見ごろを迎えます。
通路の両脇にずらりと植わっった桜の木。その数は、なんと121品種369本! 次から次へ、「これでもかっ!」というほどさまざまな種類の桜に迎えられるうちに、ちょっと酔ったような感覚を味わいました。 私が出かけたのは昼間でしたが、ライトアップされた夜にはまた違った雰囲気になるんでしょうね。
桜の季節になると、毎年居ても立ってもいられなくて名所へ出かけてゆく私。 これまでで一番印象に残っているところ…というと、やはりダントツで吉野です。山が丸ごと桜に包まれている様は、まるで夢のようでした。
吉野の桜を「一人で静かに眺めて、帰りにはお抹茶とお干菓子でもいただきたくなる」桜だとすると、今回訪ねた造幣局の桜は「みんなでわいわい言いながら楽しんで、帰りにはたこ焼きやおでんを食べたくなる」桜…といった感じでしょうか(笑)。 |
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