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昨日は青山のカナダ大使館までおでかけ。 アラン・リーと一緒に映画指輪物語のデザインをやった ジョン・ハウの 生原稿が見られるというので だんなさまに誘われるままにいそいそと。
ジョン・ハウ:ファンタジー画の世界
思ったよりよりずっとでっかい原画の数々は 異世界に迷い込んだ感覚にあるのに十分な迫力でござりました。
もちろん でかけりゃいいってもんじゃありませんわよ。 こんなにでかく描くのは大変だろうなと思ったけど 巨大な龍と人間とを同じ画面に収めて それなりに人間の存在感をもたせようとすると どうしてもあの大きさは必要なのね。
おそらく水彩か リキテックス関係だとしても ぱしゃぱしゃに薄めて塗られたと見られるその紙は 水分を含んで波打ってました。 水張りして描いたのかな。 あのでかさの紙が波打つと相当描きにくいかと思うわ。
自分は今 CGの恩恵を思いっきり受けていながら 未来の人たちはきっと こういう原画の迫力に触れる機会がぐっと減ると思うと とても残念でさびしい上お気の毒。
ああ でも描く身としては あんな効果 こんな技法を やり直しがきく状態であれこれ試せるCGが使える時代に生きてて ほんとにうれしい とも思っちゃうのであった。
絵や漫画をデジタル化していて思うのは それらを作り上げる上での「職人技」の部分が どんどん必要なくなるのね という事だったりするのん。
水彩の色塗りなんか 彩色中は 誰も部屋に出入り厳禁電話も出ない 紙においたインクが乾くまでのわずかな間に 息を止めて色置いていかなきゃならない 緊張の作業…だったのが 一気にお気楽に。
モノクロも 今までトーンを駆使して写真のように描ける技術が とっても尊敬されたりしたけど それも写真から トーンを貼った状態に加工とかもできて 手先の技術がなくても その天才達と同じことができちゃうのよ。
パソコンの扱い ソフトの扱いを覚える気さえあれば 職人的な技術はいらず 感性だけで漫画が描けちゃうわけなのね。
漫画やイラストを描く人口が ぐっと増えて なにか 今までと違う才能が花開くかもしれないな と 時代の移り変わりを寂しく、 そしてわくわくと見守っちゃったりするのであった。
とりあえず いける原画展はがつがつ行っておこうと思った まだ肌寒い 春の日でございました。
そんなすげいものを見ながら お絵かきは相変わらず スケールちいさっ。
なに そのうちCG駆使して 大作を描いて見せるわといいたけど あたくしが描きたいのはあくまで イラストじゃなくて 漫画 なのでございます。
あ〜〜〜ネームが出来ない〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ヽ( TдT)ノ

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