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鼻歌まじりにお仕事を始めて はっと気がついたわ。
今回のお仕事は サイズがとっても小さいんだったわっ!
つい何も考えず いつも通りの原稿用紙でやってしまったわっ。 取り返しがつかないほど 進めてしまってからでなくて ほんとによかったわっっ。
気をとりなおして 小さいサイズの原稿用紙を用意。 したはいいけど これよりまだ小さいわ。
普通 マンガの原稿用紙は 市販のものに2種類あります。 B4のものとA4のもの。 B4が「プロ 投稿用サイズ」と名付けられ、 A4のものは「同人誌サイズ」と呼ばれております。 使い道は主にその名の通り。
でもあたくしは 同人誌用だろうが 出来上がる本がどんなに小さかろうが B4で描いていますの。 縮小率がでかい方がアラが目立たないのよ〜。
でも今回は出来上がりがB6で 原稿はその1.2倍。 同人誌サイズよりさらに小さいわ。
と言う事は 市販の、枠線が印刷してある原稿用紙を 使えないって言う事なのね。
そういう時は 昔懐かしい手法にて 枠線のサイズを取る事になります。
一枚の紙にサイズをはかった線を描き、 その下に何枚も原稿用紙を重ねて サイズの目印に穴を開けるのです。 あとでその穴を頼りに線を引いて行きます。
昔、まだ枠線が印刷された紙がなかった頃は みんなそうやってサイズを取っていたのです。
今でも市販の紙質が合わない作家さんは その手法で好みの紙に枠線をとっております。 あたくしは横着なので 好みの紙に枠線を印刷して頂いちゃっているのですが。
以前はこの 「紙に穴を開け、一枚一枚線を引く」という作業が ちょうどお習字の前に墨をするように 作業前の精神統一と準備運動になったものでした。
その懐かしい作業を久しぶりにいたしましたが 昔と違う 今日のあたくし。
この穴を開けるというのが けっこう大変。 あまりたくさん紙を重ね過ぎると 紙がずれたり、 千枚通しとか目打ちで開けるのですけれど 穴が大きくなりすぎて mm単位で狂ってしまいますのよ。 それに たくさんの紙に一気に開けるには かなりの力も必要なので 非力なオナゴには苦しいものがあるのよ。
なのでせいぜい10毎単位で開けるんですけれど 横着者のあたくしは 一気に24枚(今回のページ数)開けられないものかと。
さて。 そこで取り出したのが ドール用に買った工具。
生まれて今まで知らなかった ピンバイスという穴開け工具。 ねじ回しの穴開け版のようなこの機具は 力いらずで 堅いものに0.何mmと言う小さな穴を どこまでも同じ大きさであける事ができる 優れもの。 (どこまでもといっても工具の長さまでですけれど)
この中途半端な堅さと柔らかさの 紙の束に これで穴があけられるかしら。 試してみる価値は大アリね。
まず手持ちの一番細い、0,3mmでやってみる。
…………折れちゃったわ……。
おのれ それでは もうちょっと丈夫そうな0.5mmで。
これは 気持ちいいくらい 最後まですっきり貫通してくれたわ。
24枚の最後までかわらぬ小ささの穴。 とっても気持ちよく枠線を引き終えました。
こんなところで ドール趣味が役に立つとは。
そういえば、このドール趣味は 漫画用のデッサン人形にしようと思って買って ずっぽりハマってしまったんでしたっけ。
今 ドール用に買った工具が漫画に役に立って 恩返しされたような 意趣返しされたような。 なんだか よくわかんなけど 複雑に お得な気持ちよ。
久しぶりのホラー漫画。 楽しんですすめる事にいたします。
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