白い原稿用紙

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2002年08月31日(土) お仕事三昧

なんとか 頭を2次元に戻して
ちゃんと漫画を描いております。

それというのも 
このお人形を あきらめたから。

某人形メーカーのコマーシャルの文句を
かみしめております。

『人形は顔が命』


思いつきで 顔を描いてみたあの瞬間から、
このネオ剛は
モデル人形であることを
頑固に拒み始めました。

「あんなはしたないカッコで
ポーズをとるのは いやだ」と。

こすったら消えちゃう顔のくせに。

半分 こすれて消えかけてるくせに。

下半身は まだ 裸ン坊のくせに。

妙なプライドが発生してしまった模様。

いや、もう あたくし的には
そういう生意気なプライドを
叩きつぶす事を趣旨とした漫画ばかり
描いているくせに
なぜか この子の言い分に逆らえないのよ。

一個の物体であるお人形に対して、
プライドが発生したの、
言い分に逆らえないの、
そして「この子」などという言葉を
使い始めた段階で
あたくしは すでに 
渡ってはイケナイ川を渡って
あっちの世界の住人になってしまったみたいね。

そういうわけで
このネオ剛をモデル人形として働かせる事を
あきらめたワケですの。

いいのよ いいのよ
あたくしにはまだ 白い顔のネオガイがいるもん。
ほんとは この子の顔は市販品で
もとから描いてあったのだけれど
描きなおそうとして
消しちゃったのよ。
だから のっぺら君なのよ、今は。

当分はこのネオガイをモデルにするわ。
文句言わないし。
ちょっと 筋肉つき過ぎてるけど。

……でもからみは どうしようかしら。

あ〜あ。
きまぐれに顔なんて 
描いてみるんじゃなかったわ。
とほほ。


藍まりと |MAILHomePage

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