まず、たいていのペンで絵を描く絵描きは 線を引く瞬間 息を止めているはずです。
アシスタント駆け出し時代 先生に 「枠線 引く時に、息をしてるんじゃないっ!」と おこらりました。。。。 言われて気がついたけど たしかにインクのついたペンを紙に置き、 その線を引き終わるまでは 無意識でも息を止めているのよ。 その先生は、枠線が微妙に揺らいでいるのを見て そう おいかりになったのだけれど あたくしは確かに息は止めていたわ。
つまり 息を止めていても線がふらつく 珍しい絵描きなのね。。。。。(淋)
息を止めてもこの程度なのだから のんきに すーはー息などしてた日には みみずどころか むかではのたくったような線になるのん。 つまりねらいがはずれて、よけいな線が むかでの足のようにたくさん……ひ〜〜〜。
丸1日かけてるのに まだ1ページのペン入れさえ終わっていな〜〜い。
ラフに細かい修正を入れながらなので 時間がかかるのだけれど。
モノクロだったページに 色付けしなければいけないのも少々あって、 トーンを剥がして色をつけるつもりが 描き直したくなり、計算外の時間がかかっちゃったり。
で、表紙やら、その描き直しのページやら あたくしの作品の性質上、 細かい鎖がたくさん出て参ります。
それでね、身体のラインとかの線を引く時は 一気に引いた後、 一息ついて 次の線にかかるわけだけど、 連続した細かい線の鎖など描く時。
止めたまま 息をするのを忘れるのよ。
ど、どうりで苦しいと思ったわ。 絵を描くのがこんなに苦しいなんて。(ちょっと違うん)
風船ダイエットなるものがあるのでわかるように、 息が浅くなると、新陳代謝が悪くなるとかで 太るそうです。
漫画描きに おでぶさんが多いのはもしかして... ずっと座ってるせいばかりとは言えないのかも...
とにもかくにも 深呼吸しながら せめて一枚、ペン入れを上げたく思いますっ。
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