白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2002年05月26日(日) 修正花吹雪

只今 コミックス用原稿の修正中。

ほんとは表紙の案のラフを
先にやらなきゃいけないのだけれど
出戻って来た原稿を見て あらためて腰を抜かし、
「せ、せめて、この1本、この1本だけでも
先に修正をやらせて下せエ お代官様っ!」
(※注 そんな人はいません>お代官様)
という状態で、
とにかくこの世にあることが許せないものの修正を先に。
モノの修正ではありません、念のため。
(そ、それもあるけど)

よれよれの、くっついていない線
爆裂福笑いの顔

修正といえば、以前紹介いたしました
『両刃カミソリ』の大活躍の場ですのよ。

全面 描きなおせば とも思われるでしょうが
やはり、リアルタイムの気持ちの入った表情とかは
いくら不細工とは言え、
その時のものにかなわないことは よくあります。
鮮度のよいお魚の方が、
いくらさばき方が下手でも そのほうがおいしいようなもの。
いくら綺麗にさばいても、鮮度が落ちていれば
どうしようもないのですね。

鮮度をそれなりに保ちつつ なんとかするには
やはりそのものに手を入れた方が まし
というのが 今のあたくしのやり方なのん。

で、とにかく気に入らない所を
削る削る削る。
削ったそばから 描き直していきます。
削った紙は ほんとに紙一重なので
軽く息を吹き掛けるだけで
邪魔にならない所まで飛んで行ってくれます。

数ページ終わったところで
トイレに行こうと立ち上がった所、

人気歌手の引退ライブですかっ?
というくらい すさまじい紙吹雪が………。

こ、こんなに修正箇所が多いのね…
としみじみ実感した出来事でした。

朝になったら 掃除機かけないと
紙吹雪に埋まって机のまわりが雪景色。


藍まりと |MAILHomePage

My追加