白い原稿用紙
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| 2002年04月05日(金) | にぼし記念日 |
生後一年の猫（もう大人）のキスケが
今日 生まれて始めてニボシを食べました。
たいそう気に入ったご様子で、粉さえ残らずなめておりました。
去年まで飼っていた白猫が、ニボシが大好きで
ニボシを切らした事はなかったんだけど、
死んじゃってからは、猫がニボシが好きだと忘れていましたわ。
他の二匹はあまり好きじゃなかったから。
こんなに好きならもっと早く買って来てやればよかったけど
死んじゃった猫を思い出して悲しいので、
お買い物に行っても、ニボシの棚の前は素通りしてましたわ。
（ニボシでダシをとって料理など、
もちろん このあたくしが、するわけもなく）
今日は だんなが買い物に行って、
「自分が食べるために」買って来たのでしたん。
これからはせっせと調達していてあげることにしましょう。
春に、生後２週間ほどでうちにやって来たキスケは
たぶん、何もかもが生まれて始めての経験だったのよねぇ。
初めて階段を登ったり、
初めて雪を見たり、
初めてこたつに入ったり、
初めて虫をつかまえてきたり、
初めて捕まえた鳥を喰ったり、
初めてティッシュを箱から全部ひっぱり出したり、
初めてコーヒーに足つっこんだり…
きりがないわね。もうやめましょう。
あたくしはもう、飽きるほど生きているので
なかなか「初めてのナントカ」な状態になることは
めったにないんだけど。
まあ たいがいのことは経験しちゃったこの年
（いくつなのかはおいといて）になっての「ハジメテ」は
まず ありがたくないことが多いんじゃないかしら。
ナニってそうね〜〜 たとえば
初めての殺人とか、
初めての重婚とか、
初めての家が火事とか
初めての浮浪者生活とか
初めての人身事故とか（ペーパードライバー）
う〜〜〜ん ありがたくないわ。
とりあえず やってみたい「ハジメテ」はひとつあるわ。
ホストクラブなるものに行ってみたい〜〜ん。
おカマバーもまだ未経験〜〜〜ん。
姫君のあしらいがうまい プロの殿方というものを見てみたいわ。
でも もし！
キスケのニボシのように
実は それが あたくしの大好物だったとわかっちゃったら
ニボシほど安くない それは
気軽に「せっせと調達」するわけにはいかなさそうよね。
ホスト漫画を描いて 経費で落とす…といっても
結局自分の財布から出るんだから、おのずと眼界が…。
も、もうちょっと熟女になるまで とっとこうかしらね、
この「ハジメテ」は。
阿呆なこと考えてないで 仕事しろって感じ、あたくしっ！
