隣のNちゃん。 よく家の鍵をどこかしらに忘れます。 忘れると、家の人が帰宅するまで、うちで遊びます。 Nちゃんは後で親に怒られてしまいますが、ムスメは遅くまで遊べてラッキーです。
そんな二人と、ムスコ。 珍しく、ムスメがムスコを誘っております。 ムスコは不満げ。 そりゃそうだ。 六年生男子だもの。 二年生女子と遊ぶはずがないもの。
しかし。 しぶしぶながら、了承したらしい。 まあ珍しい!! 要求に応えて遊んであげるなんて、お兄ちゃんになったじゃない!!
聞こえてくる、楽し気な笑い声。 それをBGMに夕飯の準備をしていたのですが・・・。 待てよ・・・。 こういう時は、危ない遊びをしているか、家が壊れる系の遊びをしている事が多い・・・。 楽しい所申し訳ないが・・・とちらっと覗くと・・・。
『見てーー!面白いよ〜!!』 目の前に、布団にしがみついて数センチ浮いているムスメ。 上を見ると、階段の上から掛布団をたらしているムスコ。 『釣り』ですって・・・。 あぶねえわ!! 『危なくないよ!これだけしか浮いてないもん』 いや、階段だし、着地点間違えたら一段ずっこけるし・・・。 そもそも、いつも何でもエスカレートするお前らだ。 どうせすぐに、思い切り引き上げようとするに決まってる。 つか、お前らがケガするのは自業自得だけども、Nちゃんがケガしたら申し訳ない! そんで、布団ちぎれる!!!
大変に楽しそうだったので、私の目を盗んでやりそうな予感。 ケガは仕方がないとして・・・荒縄でも買わなきゃ・・・布団はちぎれる・・・。
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