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随筆
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2019年07月05日(金) 子供の発想


ムスメさんの参観日で思ったこと。
二年生の発想って自由!!
というか、発表がしたくて無理やり相違点を見つける子と、元から色んなものが見え過ぎていて相違点しか感じない子がいるっぽい。

昨日ネタにした漢字の同じ所。
『木』と『森』や『村』やらを比べ、同じ部分を探すのですが・・・。
『左にある木は、右をはらってなくて止めてるので、違う字だと思います』
なるほど〜。
確かに、それだけをピックアップしたら別になるわ〜。
これに対する答えは、先生明確だったんで、感心したのですけどね。
『これは漢字の決まりで、左に書く木ははらわずに止めなければ、他の字にかぶっちゃうから』
本当に正解かは分かりませんが、きっとそうだと思う。

さて、その後も続く問題の数々。
衝撃的だったのは、『切』と『刀』
『切』の方の刀は、一画目と二画目がぶつかる所の長さを比べ、『切』の方が短いと言い出すのです。
確かに・・・。
そうか、この子は『形』というよりは『重ねた時にどうなるか』で見ているのか。
そのまま拡大して重なるかどうかで判断しているらしい。
そして重ねた時、『切』の方は長さが足りなかったらしい。

低学年の脳みそって面白いな〜。
いや、きっと違うな。
違う意見をまだ言える年なんだろうな。
段々成長するにつれ、人と違う意見は言いづらくなる。
発表もしづらくなる。
違っていたらどうしよう・・・を考える所、自分の意見を貫けるんでしょうね。

そして、それに対して『でも、書いた時に進む形は一緒だから一緒だと思います!』と反論できるのも素敵。
迷路的な発想。

ま、その後はその子の発言は言わせるものの、こちらが理解する前にシャットアウトされちゃったので、それ以上その子の頭の中を見る事はできませんでしたが・・・。
どこの事を言ってるんだろうな〜と考えている間に『ああ、ここの事ね〜』と先生が適当な線を指すんですよ。
違う、絶対それじゃない・・・と保護者は思っているのですが、先生としては毎回この問答が続いて先に進めないので、適当に進めてしまうんですよね。
進めるのも大事。
子供の話をちゃんと聞くのも大事。
そのバランスをとるのはとても大変だな〜と思いました。

そんな話を職場でしていたら、違うクラスの六年生が、すごかったらしい。
戦国時代で、この戦いではどっちが勝ったでしょう?をやっていたらしいのですが、どうしても負けた武将を勝たせたい子がいたらしい。
『こういう理由で、表舞台ではこっちが勝った事になってるけど、実際はこっちの勝ちだと思います』
って感じらしい。
そして、子供に聞くと、それは毎回らしい。
発想の違いなのか、ディベート好きなのか・・・。
たまに聞くのは面白いですが・・・先生も大変ですね。


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