チビと二人きりでアパートにいる時。 トントン。 戸を叩く音がしましたので、出てみました。 知らないおじさんが立ってました。 ・・・げ・・・セールスか・・・。 しまったと思いましたが、後の祭り。 やんわりとお断りしようと思いつつ、話を伺うのですが・・・。
『ようやく会えました〜。ここのアパート、皆さんお留守なんですねぇ』 はあ・・・皆6時以降にしか帰ってこないと思いますよ。私だってたまたまいたんです。 『あ、そうなんですか〜、そうなんです、なかなか会えなかったんですよ〜』 (会いたくなかったけどな・・・) 『いつもはチラシ入れてたんですが、お金がかかるから、今一軒一軒訪問してるんです〜』 (だから何のセールスだよ・・・言わなきゃ断ることもできねえだろ・・・) 『布団のクリーニングとかしたことあります?』 ありません。 『ダニとか埃とか気になりません?』 (ここで気になるなんて言うと迫ってくるだろうし、気にならないっつーのも何だかなぁ・・・)はあ・・。 『どうです?』(詰め寄りつつ) いや、ダニよけシートしてるし・・。 『本当ですか?珍しいですね!!』 (そんなわけねーだろ)
クリーニングどうですか?と言われるなら、断れるんですが、そういう雰囲気になかなかならない。 むしろ、時たま雑談が入る。 『いやー、外が殺伐としてるから、こんな若い方が出てくると思いませんでしたー』 (むか・・・悪かったな・・・外にゴミ放置してて・・・燃えないゴミの日少ないんだよ・・・) 『しかし、子供産んだのにスリムですねぇ。うちのなんて16キロずつ太りましたよー』 (だから何?)
こういう、ちょいちょいむかつくくらいフレンドリーな話を持ってくるんですが、言った後に必ず『すいません』とか言ってくるんですよ。 そうされると、話を切るに切れないんですよ。 お人よし?
『とらやって言うんですが、聞いたことあります?』 ・・・(クリーニングでは)聞いたことありません。 『あ、ないですか?じゃあお菓子とかのは・・・?』 それはあります。 『やっぱり、女の人は目がないですね♪』 ・・・いや、誰でも知ってるだろう。 『あれと同じなんで覚えてもらいやすいんですけどね』 (同じ系列ならともかく、違うなら図々しいな)
『ダニとか埃とかで、クリーニングしてって言われてももうダメなときがあるんですよ』 (じゃあ何の為の・・・?) 『無理には勧めませんよ、ただ、気になる方は半年に一回はクリーニングしてるもんでね』 (悪かったな、気にならねーよ)あまり気になりません〜。 『そうですか、すいません〜、今半額セールやってるんで、もしよかったらと思いまして〜』 そうなんですか・・・。 『9月まで半額セールやってるんで、考えといてくださいね〜』 まだやらないと思います・・・。
とりあえずこれで帰ってくれましたが、疲れました。 その翌日、新聞に『フレンドリーな会話でクリーニングの話をし、クリーニングできませんと言って高い布団を売りつける詐欺』の話が載ってました・・・。 あれ?これ?・・・?
平日の昼にアパートにいたくないな・・・。 そう思いました。
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