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随筆
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2002年12月03日(火) 犬の死

昨夜、うちで飼っていた犬が、死去しました。
まだ9歳でした。
尿道癌で、切除すると、一生外に出れなくなるということで、手術はしない方向に決まりました。
それから、3ヶ月のことでした。
旅行に行く前は、なんとか立てたし、水も飲めました。飲み込めなかった様ですが。
帰って来たら、立つことはおろか、動くだけでも悲痛な声を出して痛がりました。
家族会議の結果、安楽死を選びました。

何をされるのだろう?っていう目で、点滴の準備を見てました。
その姿を見たとき、まだいけるんじゃないかって思いました。
まだ興味示す元気は残ってると。

どれが、正解だったのか、いまだに分かりません。
本当なら、あとどのくらい生きたのだろう?
まだ、生きたかったのだろうか?
食事も取らず、水もほとんど飲まず、長い間頑張りました。

飼い始めた頃、弟と散歩に行きました。
まだすごく小さくて、色々なものに興味を示し、あまりにのんびりと一箇所にとどまるので、
「置いていくよー」
って、紐を離して先に進み始めると、追いかけてきたり・・・。
年を取るにつれて、紐がなくなったらチャンス!と言わんばかりに猛スピードで脱走しましたが・・・。でかいし、はやいしで捕まるわけがなく・・。
一度は一日帰ってこなくて、探しに行こうとしたら帰って来たことも・・・。

力が強すぎて、母も私も、散歩に連れて行くと、どこかを負傷するため、散歩に連れていけなくなりました。
弟が大学行ってからは、ほとんど散歩にいけませんでした。
それが、最大の後悔です。
癌だと気付いたときには、散歩も、途中でばてる状況でした。

発見が早かったらかどうなったわけでもないかも知れませんが、ヤブ獣医が、誤診に誤診を重ねたことは、やっぱり許せないです!
はじめから、あまりいい感じではなかったけど、近くでないと、連れていけなかったので・・・。

最後の最後に清掃センターに持って行くと、ごみと一緒ではなく、犬とか猫とかと一緒に焼いてくれて、そんなに粗末じゃないって言うので、火葬をやめて、清掃センターにもって行くことにしたんです。
それまで、ごみと一緒が嫌で、火葬場を探したんです。
なのに、だいぶ前にシステムが変わったとかで、ごみと一緒に焼かれました。
流石に涙が止まりませんでした。

最後の最後まで、私の中で最低な獣医でした。

我が家のライちゃんへの思いは、やっぱり大きな感謝です。
覚悟していても、ぽっかり穴が開いた様で、何をするにも、倦怠感が漂う感じです。
間違いなく、家族の一員でした。
本当にありがとう。お盆には帰ってきてね。


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