流れる水の中に...雨音

 

 

既視感 - 2010年10月17日(日)




眩しいほどの光が降る昼下がりに
通り抜ける千々の緑のさざ波

勢い枯れた街路樹が たまらなく美しくて
言葉を失う

たしかあれは夏のはじめ
黄緑色の葉に射す光や

空や 風や

そしてそれらの影や音にも

私はこの皮膚が透けるほどに
私の消滅を感じ続けていた

既視感のように感じたのは
そんな記憶がまた 私の心に響いたから

こうしてまた 収めどころの無い
想いを ひとつ増やしてゆく


































...




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