捨てて来たもの - 2007年10月29日(月) これまで 生きてきた中で この手にできなかったものと 自ら捨てて来たものがあるけれど 思い出すのは 自ら捨てて来たものばかり。 「要らない」ときめる事と 「欲しく無い」と思う事とは 別なのだな。 そういえば誰かがテレビで もう二度とその季節には戻れないんだと思うと 胸が破れてしまいそうなほど悲しくなる と、話していた。 私が時折感じる切なさと言うのも その種類のものなのかも知れないと思った。 私は、今とても幸せであるけれど 不思議なのは 幸せと言うのは べったりとした一面ではなくて あちらこちらに地がむき出しになっていて 時折地雷のように おかしなところに足を突っ込んでしまったりしながら それでもかろうじて 安寧な道を歩き続けられることなのかも知れない。 危ういことなのかも知れない。 ...
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