流れる水の中に...雨音

 

 

安心 - 2007年08月22日(水)


真夜中に突然大声で泣きはじめた娘は、暗闇の中 怯えて立ち上がると 私の姿をしきりに探していた。

私は隣で眠っていたのだけど、彼女の視界には入っておらず、ただだたそこに立ち尽くして泣き続けていた。

部屋の灯りをともして呼び掛けると、何度目かにようやく、私の居場所を捉えたようで、私のほうへゆっくり歩いて来て倒れこむようにギュッと抱きついて来る。

私は彼女を怯えさせる全てから彼女を隠してしまうように、強く大きく抱き締める。

彼女にとって、私の存在こそ「安心」の象徴で、私に抱き締められていられさえすれば、どんな危険も、どんな不安も、どんな恐怖も消え去ってしまうようなのだけど

そうしながらいつも私が思うのは
彼女が私によって得られる「安心」のどれだけを 私は本当に彼女に与えてやる事ができるのだろうかと。

そう感じる度に 私は自分の非力さを思い知る。

そんな気持ちなどわからずに 彼女は私へ全てをゆだねて来る。
とても恐ろしい事だと思うのだった。





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