ムサシ君訓練犬への道・その後
もくじきのうあした


2004年11月19日(金) 訓練について考える

犬は、「死してもなお、飼い主の心をしばる」と言われてるそうです。
ええ、しばられてます。
今日は、子供の頃飼ってた犬のことを書こうと思ったんですが
ダメです。泣くから・・・・
なんなんでしょう、もういい年のオバチャンで、大きな子供だっているのに
昔飼ってた犬のこと書こうとして泣くって・・・・

楽しかった思い出も、それはたくさんあるのですが
今のムサシとの関わり方と比べると、悔いが残ります。
もっとしてあげられることはたくさんあった、共有できるものがいっぱいあった。
あの子達の幸せは、私たち一家の手にゆだねられていたのに
私たちは、ただ漫然と「犬を飼って」いたのです。

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「犬に何かを教える」というと、なんだか芸の方向へ進んでしまって
オテとか、鼻パックンだとか、バーンって打ったら倒れるだとかに走っちゃったりするのですが
日常生活においては、引っ張らないで散歩するとか、来客に飛び付かないようにするとかの方が重要だったりしますよね
内容としては、ちょっと地味ですけど

我が家でまず最初に重点を置いたのは、「引っ張りをなくす」と言うことでした。

子供の頃、犬ってモノは引っ張るモノだと思っていました。
散歩のたびに、ゼェゼェハァハァ喉が鳴るまで引っ張るうちの犬
ゼェゼェ言うのが聞いていられなくて、引っ張りに合わせて歩みを早めていっても
しまいには全力で走っても、やっぱり引っ張る
なにがしたいんだ?お前は。
この犬は引っ張る犬なんだ。
老犬になったら落ち着いて、ひっぱらばくなるのかも・・・・
いえいえ、一生引っ張ってましたよ。

私は、まったく間違ったことをしていたんですよね
引っ張る犬に合わせて、歩みを早めていた私
今だったらもっと楽に、楽しく散歩ができたのに
歩きながら顔を見合わせて「楽しいね」ってニッコリできたのに





ムサシとは、公園での練習中は脚側行進を練習しますけれど
普段のお散歩では「リードの緩んでいる範囲内ならOK」という決まりになっています。
「リードが緩んでいる状態」というのは、首輪につけているリードのナスカンが、ぶら下がってる状態です。
お散歩中にちょっと匂いを嗅ぐぐらいのお楽しみは、許してあげたい思うので。

ただ、私が歩いても走っても、急に向きを変えてもリードの引っ張りは許しません
リードが張った時は、すかさずチョークを入れます。
ただ、最近はチョークを入れる直前、リードをゆるめたタイミングではっと気がついてすぐ戻ってきますけどね

犬を訓練していると、犬はどんどん変わっていきます。
できたことにたいしては、激しく褒めますから犬にも意欲が出てきます。
「次なにするの?」「次の指示はなに?」という顔になってきます。
それは、飼い主と犬だけの濃密な世界なんですよ


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