大盛況 - 2006年04月26日(水) ヨコハマメリーを見てきました っつーか 何!?この盛況ぶり!? 3時に行ったら「7時の回になりますー」とか言われて整理券渡されたよ 3時も5時もすっとばして7時かよ! つか整理券!? 公開一週間以上経ってて常に満席!? …メリーは横浜市民に愛されてたんだねぇ 私は生メリーは一回しか見たことありませんが (私は「それはハマのマリーだ」と教えられました) すっごい衝撃でした どんな人生 どんな末路 気になって映画を見に来たわけですが まさか4時間も伊勢崎町をさ迷う目に合わされようとは とかなんとかいいながら ちょいと腹に物を入れた後は まっすぐゲーセンに行ってコインゲームしてたんですけど… 映画は 感動というか 圧倒されました 人一人の人生ってのは重い メリーさんがかかわった人たちの言葉から感じられる メリーさんの純情 メリーさんのプライド メリーさんの願い 涙を誘われることはないけれど 椅子に縛り付けられたかのように 映画に取り込まれていきました 一番心に来た台詞は 「『メリーさん何か欲しいものある?』って聞いたらね『お部屋が欲しいの』って」 横浜の街角に立ち続けて ひとのそしりや冷たい目に プライドだけで立ち向かって 生きてきたメリーさんの願いが 「お部屋が欲しいの」 マンション買って猫飼って会社を休んでのんべんだらりと過ごしてるわが身を省みる瞬間 あの時感じたのは恥か優越感か 同じ土地にいながら別の世界で生きる人がいる 強く感じた瞬間でしたね メリーさんは住民票とか横浜に移してなかったとか色々あって 彼女の友人達の尽力でもその夢は果たせなかったけど 最後には、故郷に帰り、安住の地を得たメリーさん 映画の最後にメリーさんの素顔が あの伝説の白白粉(<資生堂だそうな)を塗った姿でなく 薄化粧を施しただけの姿が写っていました 肌キレェッ!! BMビルの廊下で折りたたみ椅子二つを並べて寝起きし、アート宝飾の洗面所でメイクして、バーガーキング食って… そんな暮らしでなぜにその美肌がキープ!? 資生堂白粉!? 資生堂白粉の力なの!? メリーさんご贔屓の化粧品店店主が 「油つかってないから。水で簡単に落ちるからってこれを進めたんですけどね」 って言ってた、あの白粉の力なの!? それとも厚塗りの勝利なの!? 度肝抜かれたよマジで おそるべしメリーさん… 今はただ、ご冥福を祈るばかりですが 同じ土地にいながら、まったく違う世界にいたあなたと あなたに心寄せた人々の思いに ただ、ただ、脱帽させられた92分間でした -
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