仮想敵キャラ - 2002年09月25日(水) ソケット通信はフリーウェアのDLLがありました。 インターフェースを見る限りフリーとは思えないほどに立派なもんです。 通信問題さえ解決できればあとはなんとでもなりまさぁ さぁ作るぞ最遊記メールチェッカー。やるぞテニプリメールチェッカー。 調子よくできたらHUNTER×HUNTERメールチェッカーだって作っちゃおうかなぁ!? しかして問題が。 タスクトレイにアイコン表示して…とかってどうやるんだ?(すげー基本的なことで躓いてるよ…) 「狂骨の夢」読了。 「魍魎の匣」は関連性があるように見えた事象が実は関連がなく、齟齬から生じた幻の関連性が真相を覆い隠してしまい、事態を混迷させていたのだが、「狂骨の夢」はその逆。 潮騒に怯え復員服の男に怯える女、冬の海に菊を手向ける女、兵役拒否、首切り事件、髑髏の妄執に取り付かれた精神科医、骨を探す神主に怯える牧師、波間を漂うという黄金の髑髏、山中で起こった心中事件、少女誘拐事件。 それらつながっているなどと誰が思うだろう。 まして「魍魎の匣」で関連性が見えるからといってつながっているとは限らないという意識を植え付けられているところにこの展開。 最後の最後まで「実は」なんてことがあるんじゃないかと期待に期待を重ね、読み進み、3日ほどで読み終わってしまった。 夏彦にしてやられてる! 「姑獲鳥の夏」読了には二週間以上かかった。「魍魎の匣」だって一週間くらいかかった。決して他の作品より短いわけではないのに(その証拠に読みづらいことこの上なかった…厚すぎてページを片手で抑えてられないんだよ…)このスピードアップはなにごとか?あたしひょっとして夏彦の語りに慣れてきてる?…とまで思って気付いた。 「狂骨の夢」は物語が七割くらいまでこないと 京極堂こと中善寺君の 薀蓄が始まらない(前半京都に行ってるとかでお留守なのよ) そんなわけでワタシの敵(?)は中善寺君ということに決定(笑) それにしても「狂骨の夢」の榎木津君はかっこよかった。 なんちゅーか コートに降臨なさった跡部様に通じるかっこよさがあった(<この上なくわかりづらい例えやね) 「魍魎の匣」に出てきた「キリギリスを追いかけていて転んだ」という還暦を迎えた榎木津パパにもグラリと来たが、「狂骨の夢」では根拠のない自信に満ち常にマイペースでオモシロそうなことだけやって生きている様が、暗い妄執に満ちた事件とは対照的に生気に満ち溢れていて辛抱たまらんほどに愛らしかった(笑) あんな人が側にいてくれたら、気も狂わんばかりに愛するか…ゴキブリのように嫌うかのどっちかだなぁ… うん。側にいてくれなくて正解(笑) 惜しむらくは、眼鏡をかけてないようなんだよ(<ワシの憑き物は眼鏡(笑)) -
|
|