薔薇抄 *Rose Show*
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先週は1週間に2本映画を観ました。 「プルートで朝食を」と「ローズ イン タイドランド」。2本ともとてもとてもとてもお勧めです。 「プルートで朝食を」は公開終了しちゃったけど。
LOVE キトゥン!!! VIVA ジェライザ・ローズ!!!
本人全く自覚してないけど結構悲惨、とか、普通に生きてるだけなのに、何故か気付けば次々と不幸や問題に見舞われるが本人いたって前向きに全力前進(それが生きるということ)とかいう話に、すっごく弱いです。 同情するのも応援するのもこっちの勝手で、こっちの思惑まるで無視で進む、生命力を感じる物語展開、大好きです。ま、鑑賞者である以上、特に映画というものは、こっちの思惑まるで無視、なものではありますが。
そういうふうにね、「本人全然自覚してなくて必死に生きてるだけ。しかもその自覚さえもなし。」な状況を見せられて泣いたりするのって、なんなんだろう?どういう感情?優越感?同情? 健気なものはいつでもわたくしの涙を誘うのです。 あ。全然、泣けるから、泣いたから良い映画、とかいう価値判断基準も、泣きたくて映画を見る、とかいう気持ちになったりすることも、ないと断言できます。 ただ、「せつない」という感情は、何ものにも変え難い心の震えですね。
両方の映画ともね、出演者が着ていたものが、衣装じゃなくて、自分で選んで好きだから着てるって感じがして良かったな。その役の人物にしか見えない。そうそう、ヴェルヴェットやウールやフェルトの冬素材の、ピンクとパープルの取り合わせは、日本人がやるともんのすんごい安っぽさになるのに(まあ、それが愛しい場合も多いですが)、白色人種の方がやってるととても、せつないほどにかわいくなるのは何故?肌色?髪の色?背景の色? わたくしも栗色の髪になりたい(似合わないと思うよ)。
B-Tの「LOVE ME」の詞の元ネタになった、ブラックジャックのエピソードの話、どこでしてたんだっけ。あっちゃんのああいう感性はほんとに大好き。
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