薔薇抄 *Rose Show*
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2004年12月29日(水) |
THE DAY IN QUESTION な話。 |
えー、日付けは2004年12月29日となってはおりますが、これを書いてるのは2005年1月3日です。
素晴らしき問題の日々の感想等を書かない事には、新しい年が始められないほどの、カウンター回転数! 皆様、いつもありがとうございます。今年もどうか、こんなROSAをよろしくね。
幸せ過ぎて、もはや断片的な記憶しかないんですけど、いい?ごめんね。
26日、名古屋。 名古屋の何処でやるのかもよく解ってない状態で出発。nejiくんが一緒なので。 一人の時はちゃんといろいろ調べるが、誰かが一緒だと全くその気が起きません。やな女。 結局欲しかった服が手に入らず、在庫の中から選出したのは、キャシャレルのパープルの超花柄ワンピース。 胸開き過ぎ。いいのわざと。それにグレーに鈍い水色の折り返しのついたヴィヴィのロングブーツ。 膝上丈のスカートでライブって、いつ以来だろう?最早コスプレ感覚。 花柄のジャガードに、黒いファーの襟とカフスのついたヴィヴィのコート、ヴィヴィのレオパード柄の バッグ。そして髪はツインテール@セーラームーンなのは、この日のテーマ「GIRL」を徹底するため。 新幹線車中、名古屋駅構内と、人々の視線の冷たい中、タクシー乗り付けて無事会場着。 ここまでくればこっちのもんだもんね。もう浮かないもんね。 ゆゆ、maiちゃん、ミツさん、キッチェちゃん、nejiくんと共に開演待ち。 ………す、すみませんミツさん、nejiくんちゃんと紹介してませんでしたねわたし。今度是非! (私信/見て下さってるかは全くの謎) 早くも今井さんポロリネタ(@パンフ)に昇天。 なななななんでアピールするんですかわかってますってあなたのセクシーさはもう充分過ぎるほどに! あっちゃんはセクシー担当でなく、エロ担当であることがこの事実によって認証されたのでした。
そしてライブ。 なんか、全開だった。全開で見てる自分がちょっと面白かった。泣きながら踊り、笑い、感情だだ流しで。 アイコノでこんなに泣いたのはきっと初めてだ。 びっくりするほどヒットパレードで、なんのひねりもなくシングルコレクションで、その潔さがまた、 圧倒的にBUCK-TICKだった。9月にあれだけ意味を持たせたライブをやっておきながら、 どれだけでも勝手に(笑)突き抜けて見せる。翻されてこっちが呆気喰らってる間に、美しい軌跡を描いて 次の地点に着地してしまう。「手の鳴る方へ」。 毎年、同じ日にライブをやる事に、意味があったとしてもなくすことも自在。 全てをBUCK-TICKに委ねられる、この絶対的な存在感が心地よくてうれしい。 なんか年末のライブは、その確認に行く気がする、毎年。 ああ、やっぱりBUCK-TICKはすごいなあって。BUCK-TICKが存在するこの世界が素敵だなあって。
手放しであははははって、たーのしーいなーって観てることを許された感じのメニュウが、とてもうれしい3daysの幕開けなのでした。
27日、大阪。 前泊。maiちゃんと、リーガロイヤル泊。もちろん朝6時まで喋りまくり。逢ったの3回目くらいだのに(笑) ホテルがかなり本気モードで爆笑。ローマンティック〜vv そしてお好み焼きを食べるため、チェックアウト時刻の正午に合わせ出立。 この日のわたしの出で立ちの説明。 ちょっとした年代もの(笑)の、ヴィヴィのヘラクレスシリーズのコルセットに、黒のロングスカートは ギャルソンのニ枚重ね。首には、アンダーカバーの「喉から毛」チョーカー、超ロングパールネックレスを 3連。靴、バッグ、コートは前日に同じ。この日のテーマは「女王」。 つーか前髪を超でかい高いポンパドールにしてコートを着ると、プードルのようなわたくし。大丈夫? その格好でお好み焼き。おいしかったでーすvv や、キッチェがね、わたしの大阪の格好だけ見れないー!!って嘆いてくれたので、一応伝えようかと 思ったのですが、文章で書くとわかんないね全然(笑)キッチェごめん! しかしLucy以降、わたしのヴィヴィ塔載率はかなり顕著に上がっている。なんとかしないとお金足りません。 急に反省してみたり。今だけね。
そしてこの日のライブは。 もう、今井さんに尽きる。今井さん過ぎた。 ああ、だって。 2003年12月28日日本武道館、その日の二曲目「LIMBO」にて、いきなりわたしの席からほど近かった花道に今井さんが走り出して来たことから、そのあまりの神々しさに動けなくなり涙にくれ、そのままのモードを 引き摺って固まったままライブが終了した事は非常に記憶に新しいが、今回のこの大阪も、それは二曲目 「スピード」で起こってしまった。曲が始まった直後から、ステージをすっ飛んで横切ってきた今井さんは、まさかまさかと思う内に、あっと言う間に星野前5列目最右端花道直横の我々の、「隣」としか形容出来ないところまで到達しておしまいになったのだ!!!! なんでずっといるの?なんでずっとうすーーーく笑ってるの?なんでそんなにすてきなのー!!!!!な状態のまま、 あっちゃんが「♪女の子」と歌い始め、「あ、やべ、コーラス」とばかりにお帰りになるまで、凝視。 至福。堪能。昇天。 その後、あまりの今井さんの細さに、「小さい!!!」と連呼し出すゆゆ。枠組みっつーか、骨組っつーかが 小さい。細い。=華奢、と言う言葉に思い当たるまで、小さい!!!と形容し続ける。 ほんとにね、いや、皆さん解りきってらっしゃると思うんだけど、それでも止まらない程、今井さんがもう 素敵で。素の色した唇が笑いを堪え続けるのが、白すぎる胸元の小さい赤いニキビが(笑)、金髪を染め直して赤味を帯びた黒い前髪がさらりばさりと流れるのが、超細身の黒いパンツが更に余る程その中身が 細いのが、その先に続くオシャレさんしか履きこなせない白いエナメルの靴が眩しいのが(笑)、ああそしてお顔がほんとにほんとにほんとにほんとにかわいいのが、素敵で素敵で素敵で息が出来ない。 泣き出さなくて本当に良かった。泣いてなくて本当に良かった。 非常に良い思い出を戴き、大阪悔い無し。 あっちゃんが花道に来てくだすった時は、前からも後ろからも押されてそれどころじゃなくなり、挙げ句あっちゃん引っ張る大馬鹿者がいたせいでそれを怒るのに必死になってしまい、あんまり憶えていないのですが、今井さんに比べあっちゃんはでかかった。なんだその感想は。 そうそうあっちゃんと言えば、目立って今井さんをかわいがっていたのが非常に印象的でしたね。 ソロから復帰後、9月の横アリは自分のことでいっぱいだったであろう櫻井さん、昨日の名古屋を経て、 思い出したんだね今井さんのかわいさを!!と評判だった。だからってお尻掴まないで今井さんの!! わざわざ背中合わせになってまでそんな。そして今井さんはどーしてされるがままなの?(笑) あっちゃんは調子に乗って(ひどい言い様)今井さんの後頭部を股に挟むまでに増長! 時間が経てば経つ程、下世話なことしか思い出せなくなってる辺り、非常に楽しいライブであったことが忍ばれますね。
そして、29日、日本武道館。 雪が降った。 ああ、それだけでもう、あっちゃんのロマンティックは止まらないんだろう。 わたしは気圧の変化に非常に弱く、ここ最近では一番の頭痛を抱え、必死に仕度。薬を3倍飲んでも治らない。 この日のわたしの衣装テーマは「オルフェウスの窓/ロシア編」withメーテル。結果論。基、「黒い騎士」。 エンリコちゃんに「アンドレ」と言い当ててもらうことで非常に日の目を見ました。あのジャケットは、 ヴィクトリア王朝時代のアンティークのリメイクで、その時代背景に即買いした代物。 でも、それを脱いじゃうとまるで悪の華PVのあっちゃん。その日、暗闇のわたしにゆゆが喜ぶ喜ぶ。
武道館は本当に格別で。 みんなの到着を待って、時計台にほど近い道端で立ち尽くしていたんだけど、あんなにたくさん居るはずの 知り合いがほんの一握りでしかないと知らしめられる、全然知らない人ばかりの人波を眺め、 ああ、この人たちが全員、今日をどれだけ心待ちにしていたんだろう?と感慨に浸る。 ライブは待ち合わせで、再会の約束で、その考え方ってちょっとアイタタってかんじだけど、でもね、 やっぱりすごく嬉しい。 順番に逢うべき人に逢って、逢いたい人に逢って。雪が止んだのに合わせて癒え始める頭痛。 全ては本番に向け合致していくように。 多くの人がいて、いろんなことが過ぎて、2004年が終わる、その集大成として、たった15分しか遅れず、客電が落ちた。 嬉しくてじっとしていられない。手を繋いで。リズムを刻んで。鼓動を数えて。 そして、扉が開く。幕が、落ちる。 なんて素敵な光景。
あっちゃんの歌に泣けた日だった。歌が素敵で、涙が出る。この人はなんて、命を削るように歌うんだろう。 なんて大切そうに、歌を歌うんだろう。 ともすれば陳腐になってしまう昔の詩でさえ、残酷な程ロマンティックに、痛いくらいせつなく歌い上げる。 「SILENT NIGHT」、「ドレス」。「ドレス」はそのストーリー性が圧倒的だった。バックに流れていた映像との相乗効果で、何度生まれ変わって来ても出会ってしまう恋人達の運命の映画を観ているようだった。 永遠に一緒に居る事なんて無理だと知りながらそれを望み、離れられず、そして、死が、二人を分つまで。
さようならなんて言わないで、お願いだから、と彼は言った。 いつだってさよならを告げるのは自分なのに。 この宇宙でもう一度、逢える日まで。 この日だけその曲を演ってくれたのは、そういうことだと思ってていい?
そしてあっちゃんが今井さんを公衆の面前でデートに誘ってしまい、それに今井さんがのこのこ ついて行ってしまい、(含妄想)面白過ぎて発狂するかと思った。 LOVE MEの間中ずーっとグーパーって飛んでた今井さんの体力が凄過ぎて驚愕。 ああ、なんか細かい事はポロポロポロポロ出てくるんだけど、もういいや。 何かの拍子に思い出しちゃあひとり、くすくすとしあわせを反芻する宝物として、そこかしこに 散らばらせたままにしておきます。
なんかね。BUCK-TICKすごいよ。お腹いっぱい(笑)。 なんなの?その余裕。やられっぱなしでまいっちゃう。 きっとね、年末のライブなんてほんとは何やったって良くて、どんな風にも演出できて、なのに、 余裕しゃくしゃくでシングルバーン!どーだ!ってやられちゃったらもう、はーい!!って。 喜んで盛り上がらせて頂きまーす!って。細かく言えば聴きたい曲は他にもいっぱいあったんだけど、 いいよもうなんでも(笑)だって楽しかったもん。 あんなに「名前なんて呼べない」とか言ってたわたしたちなのに、アンコールに合わせて、 「あっちゃん好きvあっちゃん好きv」と繰り返す始末だよ(笑) BUCK-TICKプレゼンツ「さあ楽しもうぜ めちゃくちゃに」年末ライブ2004、三日間も参加できたこと、 本当に幸せだと思います。神様今井様ありがとう。 わたしがんばる!良い子になる!2005年、アルバムが出てしまい、ツアーも敢行なさるBUCK-TICKに、 恥じない自分でいられるよう頑張るから、だからまた、素敵な光景を観させてね。
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