薔薇抄 *Rose Show*
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2002年11月10日(日) 邂逅

今日新宿の大好きでパートで仕事してて、テスターを見てたお客さまをふと見たら、
4年振りくらいに見る、JOE(仮名・女・29)だった(笑)

そして、お家に帰ってneji君が録画してくれていたソフトバレエライヴを見る。

JOEもソフトバレエも、昔よりいい感じでうれしかった。
JOEがわたしに、「相変わらずあなたが美しくてうれしいわ」って言ってくれたのもうれしかった。

かわるものとかわらないもの。
かわるんなら、前より良くなりたい。
昔のわたしより、今のわたしを、わたしは好き。
わたし以外の人が見ても、そうだといいな。


昨日、neji君と「Dolls」を見に行った。
近所のサティ、わりと使える。

「Dolls」は、今まで見た北野監督映画のどれよりも、色彩が美しかった。

桜の花の白に近いピンク。黄色い服。青い服。赤い服。赤い紐。紅葉。雪。
花柄のワンピース。海。空。緑。木々の緑、頭に被ったスカーフの緑。
緑に、薔薇の紅色、白色。黒い服。白い肌に、絆創膏の白。
白い肌。白い白い肌。日射し。跳ね返すアルミの弁当箱。闇の色、月光。
血の色。黒い赤い血の。
鮮やかな色彩は、鮮やかすぎて、現実味を薄れさせる。
夢だったらいいよね。
夢だったら終わるよね。
終わらせたかったのかな?逃げ出したかったのかな。
ここではない何処かへ行こうとする2人。
「ここではない何処か」を求めて歩き続けて、何をしたらいいか解らないから
ただ歩き続けて、当てもなく、当てがないからただ歩き続けて、
行き着いたところが。
しあわせであるとは限らない。
そこが終わりであるかも解らない。
それが不幸なのかも解らない。

そういうかんじが、良かった。


明日、11日は、4回目の結婚記念日なので、neji君に指輪を送る。
そう、わたし、彼を縛りたいの。


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