ダメだ。傷がどんどん増えていく。こそこそと日記を覗いて、そうして無駄な傷を増やしていく。 「貴方」のために生きてみたい。でも出来ない。切り捨てることも出来ない。 まただ。 同じことのくりかえし。 吐きそうだ。 幸せそうな貴方に。 不幸に酔う自分に。 この痛みを抱いて、切り捨てずに生きられたら、己は知ることが出来るかもしれない。どれだけ傷付いたら貴方を愛せるようになるだろう。